ニューレイヴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/02 07:57 UTC 版)
音楽スタイルとファッション
ニューレイヴの音楽性は、オリジナルのレイヴで流行した音楽(マンチェスター・サウンドやアシッド・ハウス)に似ているものの、後年のビッグ・ビートやダフト・パンクからの影響の方が色濃く、レイヴのリバイバルというよりは、単純に「エレクトロニック・ミュージックを全面に取り入れたインディー・ロック」と考えるべきである。
しかし敢えて、「ニューレイヴ」として特徴付けるとすれば、DJスタイルではなくバンド・スタイルである点、サイケデリックな視覚効果を重視している点、多幸感のあるトリップ感覚をダンサブルなバンド・サウンドによって実践しようとする点、などが挙げられるであろう。
ニューレイヴで語られるバンドは、トランス系のパーティーからの影響も強く、非常に明るい蛍光色を好んだファッションを特徴としている。ナイロン生地のマウンテン・パーカやナイキやアディダス等のハイカット・スニーカーなど、カラフルなカジュアル系スポーツウェアを着こなす者が多い。ワンポイントのアイテムとして、ケミカルライト(グロースティック、サイリウム、ルミカとも呼ぶ)を手首に装着したり、点滅するコンパクト・ネオンをかざすことも多い。実際のところニューレイヴのカテゴライズは、シーンの多少曖昧な音の基準よりも、このカラフルなファッション・イメージによる方が多いともされる。
主なミュージシャン
ロック・バンド
- クラクソンズ
- サンシャイン・アンダーグラウンド
- レイト・オブ・ザ・ピア
- ハドーケン!
- CSS
- エンター・シカリ
- ペンデュラム
- ホット・チップ
- ボンヂ・ド・ホレ
- ネオン・ネオン
- シットディスコ
- ニュー・ヤング・ポニー・クラブ
- メトロノミー
- フレンドリー・ファイアーズ
- ザ・ウィップ
- ザ・ティン・ティンズ
- MGMT
- ザ・ゴシップ
- ヤング・パンクス
- ヴァン・シー
ダンス・ユニット
- ジャスティス
- デジタリズム
- シミアン・モバイル・ディスコ
- ソウルワックス
- ヴィタリック
- ボーイズ・ノイズ
- オートクラッツ
- スパンク・ロック
- ブラカ・ソム・システマ
- ディプロ
- ザ・シューズ
- クリスタル・キャッスルズ
- LCDサウンドシステム
他多数
日本のミュージシャン
- BOOM BOOM SATELLITES - ニューレイヴからの影響を公言
- DOPING PANDA - ニューレイヴからの影響を公言
- 大沢伸一
脚注
- 1 ニューレイヴとは
- 2 ニューレイヴの概要
- 3 音楽スタイルとファッション
- 4 関連項目
- ニューレイヴのページへのリンク