ド・モルガンの法則 束論における法則

ド・モルガンの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 05:42 UTC 版)

束論における法則

L を任意のブール代数とする。任意の に対して

が成り立つ。これをド・モルガンの法則という[1]

を L の任意の部分集合とする。 が存在するとき、 も存在し、

が成り立つ。また、 が存在するとき、 も存在し、

が成り立つ。これをド・モルガンの一般法則という[1]

二元集合 をブール代数、 を最小元とすれば、 は最大元となる。そのとき、最小元 は偽な命題、最大元 は真な命題、結び ∪ は論理和 ∨、交わり ∩ は 論理積 ∧ 、補元 c は否定 ¬ を表すことになる。そして、ブール代数に関するド・モルガンの一般法則から、命題論理に関するド・モルガンの法則を導くことができる[1]

また、空でない任意の集合(対象領域)D を一つ固定して考えれば、D から L への写像は 1 変数の述語となり、全称命題 存在記号 を定義することができる。そして、ブール代数に関するド・モルガンの一般法則から、述語論理に関するド・モルガンの法則を導くことができる[1]


  1. ^ a b c d e f g h i 前原 2010.





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