出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 05:42 UTC 版)
命題論理における法則
任意の命題 に対して
が成り立つ。これをド・モルガンの法則という。
より一般的な法則として、任意の n 個の命題 に対して
が成り立つ。
例
次の命題
- 「私の身長は160cm以上であり、かつ私の体重は50kg以上である」
の否定、すなわち
- 「「私の身長は160cm以上であり、かつ私の体重は50kg以上である」ではない」
は、ド・モルガンの法則によれば、次の命題と等しい。
- 「私の身長は160cm未満である、または私の体重は50kg未満である」
同じようにして
- 「このボールは青いか、または赤い」
の否定は
- 「このボールは青くなく、かつ赤くない」
になる。