トヨタ・プリウスα
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海外仕様
台湾市場は日本と同じく「プリウスα」、北米市場とオセアニア市場、ならびに韓国/香港/マカオ市場では「プリウスv(プリウス ブイ、PRIUS v)」、欧州市場では「プリウス+(プリウス プラス、PRIUS+)」(ただし、ベルギーのみ「グランドプリウス+(GRAND PRIUS+)」)という名称で販売され[3]、仕様は各国によって異なる(香港仕様は2016年で販売終了)。
年表
- 2011年1月11日
- 2011年北米国際自動車ショー(デトロイト・モーターショー)で「プリウスv」を出展[4]。
- 2列シート5人乗りで、全長4,615mm、全幅1,775mm、全高1,575mm。同モデルは米国で2011年春に発売予定とされた。
- 2011年3月1日
- 第81回ジュネーブモーターショーで「プリウス+」を出展[5]。
- 3列シート・7人乗りで、サイズはプリウスvと同じ。
- 2011年3月8日
- プリウス・スペースコンセプトとして5名乗車の2列シート車と7名乗車の3列シート車の2モデルが、東京都港区のメガウェブにて日本初公開[6]。
- 日本国内では4月下旬の発売が予定されていたが、公開直後の3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)及び東京電力・福島第一原子力発電所での事故による工場被災と部品供給体制悪化により、4月の発売を中止、5月に延期された。
- 2011年5月13日
- 「プリウスα」を発売[7]。
- 「プリウス」同様にすべてのトヨタの販売店(トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店)で販売される。
- 2012年10月22日
- 新グレードを追加[8]。
- 従来は2列シート車のみの設定だった「S」・「S ツーリングセレクション」・「G ツーリングセレクション」に3列シート車を追加し、ラインアップを拡大。同時に「G ツーリングセレクション スカイライトパッケージ」は廃止された[注 3]。
- 2013年4月8日
- 「メビウス」の名称でダイハツ工業へOEM供給を開始[9]。
- 同社へのハイブリッドカーのOEM供給はカムリ(ダイハツ工業へはアルティスの車種名で供給)に次いで2車種目となる。
- 2013年8月1日
- 特別仕様車「S"tune BLACK"」・「G"tune BLACK"」を発売[10]。
- 「S」・「G」をベースに、ドアスイッチベース、シフトノブ&ベゼル、コンソールスイッチプレート、ヒーターコントロールノブ&ベゼルにダークシルバー加飾を、ドアハンドル(インサイド・アウトサイド共)にメッキ加飾をそれぞれ施し、クローム調アルミホイールキャップを装備。シートやドアトリムの内装色は特別設定のブラックを設定した。ボディカラーは特別設定色の「ブラッキッシュレッドマイカ」を含む5色を設定した。
- 同時にベース車両の一部改良を実施。5人乗り仕様の全車(特別仕様車「S"tune BLACK"」・「G"tune BLACK"」を含む)に、停電などの非常時に1500Wまで使用可能のAC100V電源を供給できるアクセサリーコンセント(インパネ・ラゲージスペース)のオプション設定を追加した。
- 2014年11月17日
- マイナーチェンジ[11]。
- 外装では開口部を強調したダークグレーメタリックのアンダーグリルやLEDクリアランスランプを採用。リアコンビネーションランプはインナーレンズを赤に変更。ボディカラーは「クリアーストリームメタリックを廃止し、新たに「ダークシェリーマイカメタリック」と「オレンジメタリック」を追加。併せて、黒系を「ブラック」から「アティチュードブラックマイカ」に、赤系を「レッドマイカメタリック」から「スーパーレッドV」にそれぞれ差し替え、9色展開とした。内装では、幾何学柄を用いたピアノブラック塗装のセンタークラスターや合成皮革のアームレストを採用し、一部グレードには合成皮革とファブリックのシート表皮も採用。また、4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを全車に標準装備し、インテリアカラーとシート表皮色はそれぞれにブラックとグレージュの2色を設定した。
- 装備面では、「G」系グレードに運転席パワーシートを標準装備とし、車線の逸脱を検知して警告するレーンディパーチャーアラート、夜間走行時にハイビームとロービームを自動切替するオートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール、プリクラッシュセーフティシステムをセットオプションで設定。世界初となる1灯の光源でロービームとハイビームの切替が可能なBi-Beam LEDヘッドランプを「S"ツーリングセレクション"」及び「G」系グレードに標準装備し、「S」はスマートエントリー(助手席とリヤゲート。運転席は標準装備)&スタートシステムとのセットオプションとして設定。フォグランプをバルブからLEDに変更した。
- 2014年12月22日
- 「S ツーリングセレクション・G's」を設定[12]。(2015年2月23日発売)
- 2016年5月13日
- 特別仕様車「S"tune Black II"」を発売[13]。
- 2013年8月に発売された特別仕様車「tune Black」のバージョンアップ仕様で、今回のベース車両は「S」のみの設定となる。内装ではステアリングスイッチベースやコンソールスイッチプレートなどにラメ入りピアノブラック塗装を、ステアリングホイールやシート表皮などにアクセントとしてホワイトステッチをそれぞれ施した。外観はプロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(ブラックエクステンション加飾)やクローム調アルミホイールキャップを特別装備したほか、装備面では快適温熱シート(運転席・助手席)やスーパーUV・IRカットグリーンガラス(フロントドア/撥水機能付)を装備した。ボディカラーは特別設定色「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(メーカーオプション)」を含む4色を設定した。
- 同時に既存モデルも仕様変更を実施。オートマチックハイビーム・レーンディパーチャーアラート・プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー方式)・レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)のセットオプションを「S」と「S"ツーリングセレクション"」に設定を拡大した。
- 2017年11月21日
- 一部改良[14]。(12月1日発売)
- 衝突回避支援パッケージ「Totota Safety Sense P」を全車に標準装備した。ボディカラーの変更も行われ、「スーパーレッドV」・「オレンジメタリック」に替わり「ダークレッドマイカメタリック」・「スティールブロンドメタリック」を設定した。なお、特別仕様車「S"tune BLACK II"」もベース車と同様の改良を受け、継続販売された。
- 2017年11月21日
- プリウスα GR SPORTを追加[15]。(12月1日発売)
- スポーツカーシリーズ「GR」の追加ラインナップとして、「S ツーリングセレクション・G's」の後継となる「S ツーリングセレクション・GR SPORT」を設定した。
- 2018年4月
- 北米市場、および韓国市場向け「プリウスv」の販売を終了。北米市場における公式サイトでは、直接の後継車ではないが間接的な代替車種としてプリウスとRAV4ハイブリッドが紹介されている[1]。
- 2018年4月
- 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense P」から、「Toyota Safety Sense」に変更[16]。(公式発表なし)
- 2020年8月
- 一部改良(公式発表なし)
- WLTCモードによる燃料消費率並びに排出ガスに対応し、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得。なお、燃料消費率のWLTCモードへに移行に伴い、「2020年度燃費基準+10%」達成となった。併せて、ボディカラーの変更も行われ、赤系を「ダークレッドマイカメタリック」から「センシュアルレッドマイカ(メーカーオプション)」に差し替え、「スティールブロンドメタリック」が廃止された。
- 2021年3月末
- 生産終了[17]。公式サイトも削除された。前述の通り、北米仕様と同様にプリウスとRAV4ハイブリッドに統合されたほか、5人乗りステーションワゴンの後継ポジションはカローラツーリングが受け持つ。
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2017年11月改良型 S"ツーリングセレクション・GR SPORT" フロント
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2017年11月改良型 S"ツーリングセレクション・GR SPORT" リヤ
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2014年11月改良型 S"ツーリングセレクションG's" フロント
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2014年11月改良型 S"ツーリングセレクションG's" リヤ
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プリウスv(2011年ワシントンオートショー出品車)
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プリウスv リヤ(2011年ワシントンオートショー出品車)
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2011年5月発売型 G”ツーリングセレクション” フロント
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2011年5月発売型 G”ツーリングセレクション” リヤ
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2011年5月発売型 S "tune BLACK"
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2014年11月改良型 プリウスv 韓国仕様
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樹脂パノラマルーフ
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2011年5月発売型 7人乗り コクピット
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ダイハツ・メビウス(2014年11月改良型)
車名の由来
- 「PRIUS」は、ラテン語で「- に先立って」の意味、「α」は「空間や使い勝手にプラスアルファの価値を付け加える」という意図から。
- 海外仕様の「v」は「Versatility(多様性)」、「+」は「さらに良いもの」の意[7]。
注釈
出典
- ^ a b 『Prius v Discontinued』(プレスリリース)トヨタ モーター ノース アメリカ 。2021年12月18日閲覧。
- ^ インプレッションリポート トヨタ「プリウスα 」Car Watch 2011年6月20日
- ^ “嗚呼ややこしい!ハリアーはヴェンザ、ヴィッツはヤリス、フィットはジャズ…車名が世界統一ではない理由”. ドライバーWeb. 八重洲出版 (2020年6月19日). 2021年3月3日閲覧。
- ^ 『TOYOTA、2011年北米国際自動車ショーに「Prius v」を出展』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2011年1月11日 。
- ^ 『TOYOTA、2011年ジュネーブモーターショーに新型車「Prius +」を出展』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2011年3月1日 。
- ^ トヨタ、プリウス「ワゴン」公開 リチウム電池搭載 日経新聞、2011年3月9日
- ^ a b 『TOYOTA、新型車「プリウスα」を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2011年5月13日 。
- ^ 『TOYOTA、プリウス、プリウスPHVを一部改良、プリウスPHV、プリウスαに新グレードを追加』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2012年10月22日 。
- ^ 『ダイハツ新型ハイブリッド乗用車「メビウス」を発売』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2013年4月8日 。
- ^ 『TOYOTA、プリウスαの特別仕様車を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2013年8月1日 。
- ^ 『TOYOTA、プリウスαをマイナーチェンジ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2014年11月17日 。
- ^ 『TOYOTA、ハリアー、プリウスαに“G's”を設定』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2014年12月22日 。
- ^ 『TOYOTA、プリウスαの特別仕様車を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2016年5月13日 。
- ^ 『TOYOTA、プリウスαを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2017年11月21日 。
- ^ 『TOYOTA、「GR」シリーズ4車種を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2017年11月21日 。
- ^ 「トヨタプリウスα 特別仕様車「S"tune BLACK II"」カタログ」、2018年4月発行。HAZ03A03-1804
- ^ 『トヨタ プレミオ・アリオン・プリウスα生産終了のお知らせ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年12月1日 。2020年12月1日閲覧。
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