ダノンエアズロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/29 23:56 UTC 版)
戦績
デビュー前
2021年2月26日、北海道安平町・ノーザンファームにて誕生。父はGI6勝馬のモーリス、母はオーストラリアGI4勝馬のモシーン。2022年7月11日に行われた1歳馬のセレクトセールにて、馬主の野田順弘によって、1歳馬セール史上2位の価格となる4億5000万円（税抜き）で落札された[3][4]。
2歳（2023年）
2023年6月11日、東京競馬場第5レースの2歳新馬戦（芝1800m）にてデビュー。鞍上にはダミアン・レーンを起用した。先頭を争う形でレースを進め、直線で後続を放し新馬勝ちを収めた[5][6]。2戦目はアイビーステークスに参戦。前目2番手につけ追走し、接戦にはなったが難なく連勝[7]。
3歳（2024年）
3歳シーズンは弥生賞ディープインパクト記念から始動した。2番人気と注目される中レースを迎えたが、直線で伸びることなく7着[8][9]。後に、軽度の右後肢外側副管骨の骨折が判明。ノーザンファームしがらきへ放牧に出された[10]。
復帰初戦に陣営はプリンシパルステークス（L）を選択した。道中は前目で追走し、直線では鞍上の鞭に反応して加速。最後は持ったままで入線し1着。東京優駿への優先出走権を獲得した[11]。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[12]およびJBISサーチ[13]の情報に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ （人気） |
着順 | タイム （上り3F） |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬（2着馬） | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023.6.11 | 東京 | 2歳新馬 | 芝1800m（稍） | 9 | 2 | 2 | 1.4（1人） | 1着 | 1:48.1（35.2） | -0.2 | D.レーン | 55 | （ピースヒロフェイス） | 466 | |
| 10.21 | 東京 | アイビーS | L | 芝1800m（良） | 6 | 1 | 1 | 2.9（2人） | 1着 | 1:48.2（32.7） | -0.1 | J.モレイラ | 56 | （ホウオウプロサンゲ） | 486 |
| 2024.3.3 | 中山 | 弥生賞ディープ記念 | GII | 芝2000m（良） | 11 | 7 | 9 | 3.1（2人） | 7着 | 2:00.7（35.7） | 0.9 | R.キング | 57 | コスモキュランダ | 504 |
| 5.4 | 東京 | プリンシパルS | L | 芝2000m（良） | 13 | 8 | 13 | 2.3（1人） | 1着 | 1:59.6（33.4） | -0.2 | J.モレイラ | 57 | （メリオーレム） | 492 |
| 5.26 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m（良） | 17 | 5 | 9 | 12.7（5人） | 14着 | 2:25.6（34.1） | 1.3 | J.モレイラ | 57 | ダノンデサイル | 492 |
- 競走成績は2024年5月26日現在
血統表
- 母のモシーンは2011年のクラウンオークス、2012年のオーストラリアンギニー、ランドウィックギニーズ、ストームクイーンステークスの勝ち馬[16]。
- 半姉のプリモシーン（2015年生 父ディープインパクト）は2018年のフェアリーステークス、関屋記念、2020年の東京新聞杯の勝ち馬[17]。
| ダノンエアズロックの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | ロベルト系（ヘイルトゥリーズン系） |
[§ 2] | ||
父 モーリス 2011 鹿毛 |
父の父 スクリーンヒーロー2004 栗毛 |
グラスワンダー | Silver Hawk | |
| Ameriflora | ||||
| ランニングヒロイン | サンデーサイレンス | |||
| ダイナアクトレス | ||||
父の母 メジロフランシス2001 鹿毛 |
Carnegie | Sadler's Wells | ||
| Detroit | ||||
| メジロモントレー | モガミ | |||
| メジロクインシー | ||||
母 モシーン Mosheen 2008 鹿毛 |
Fastnet Rock 2001 鹿毛 |
デインヒル | Danzig | |
| Razyana | ||||
| Piccadilly Circus | ロイヤルアカデミーII | |||
| Gatana | ||||
母の母 Sumehra2002 鹿毛 |
ストラヴィンスキー | Nureyev | ||
| Fire the Groom | ||||
| Miss Priority | Kaapstad | |||
| Benediction | ||||
| 母系(F-No.) | モシーン(AUS)系(FN:6-e) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5･5 ダンジグ 5×4 |
[§ 4] | ||
| 出典 | ||||
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ダノンエアズロック”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年5月5日閲覧。
- ^ “競走馬情報 ダノンエアズロック”. 日本中央競馬会. 2024年5月5日閲覧。
- ^ 「モーリス産駒 「モシーンの2021」を「ダノン」が4.5憶円で落札 1歳セリ史上2番目の高額」『スポーツニッポン』、2022年7月12日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【セレクトセール】歴代２位４・５億円！ダノックスが良血モーリス産駒を落札 母は豪G1で４勝」『日刊スポーツ』、2022年7月11日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【メイクデビュー】（東京５Ｒ）良血馬ダノンエアズロックが直線で抜け出しメイクデビューを飾る」『ラジオNIKKEI』、2023年6月11日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【２歳新馬】５億円ホースのダノンエアズロックが初陣Ｖ 鞍上レーンは開幕週から新馬５連勝の離れ業」『東京スポーツ』、2023年6月11日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【アイビーＳ】４・５億円馬ダノンエアズロックがデビュー２連勝 モレイラ騎手「将来が楽しみ」」『スポーツ報知』、2023年10月21日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【弥生賞】不可解７着ダノンエアズロック 最後の伸びを奪ったのは「距離」か「馬場」か…残った大きな課題」『東京スポーツ』、2024年3月3日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【弥生賞ディープインパクト記念】〝４・５億円ホース〟ダノンエアズロックは７着で初黒星 キング騎手「ラストは伸び切れなかった」」『サンスポZBAT!』、2024年3月3日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「ダノンエアズロックが右後肢を骨折、回復までの時間は長くかからない見込み」『日刊スポーツ』、2024年3月3日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「４・５億円馬ダノンエアズロックがダービー最終切符をゲット／プリンシパルＳ」『日刊スポーツ』、2024年5月5日。2024年5月5日閲覧。
- ^ “ダノンエアズロックの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年5月5日閲覧。
- ^ “ダノンエアズロック 競走成績”. JBISサーチ. 2024年5月5日閲覧。
- ^ a b c “血統情報：5代血統表｜ダノンエアズロック”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年5月5日閲覧。
- ^ a b c “ダノンエアズロックの血統表｜競走馬データ”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年5月5日閲覧。
- ^ “モシーン(AUS)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年5月5日閲覧。
- ^ “プリモシーン｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年5月5日閲覧。
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