タルクェク (衛星)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 08:29 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動タルクェク Tarqeq | |
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仮符号・別名 | Saturn LII S/2007 S 1 |
分類 | 土星の衛星 |
軌道の種類 | イヌイット群 |
発見 | |
発見年 | 2007年1月16日[1] |
発見者 | S・S・シェパードら |
軌道要素と性質 | |
軌道長半径 (a) | 17,962,000 km[2] |
離心率 (e) | 0.1675[2] |
公転周期 (P) | 885.15 日 (2.423 年)[2] |
軌道傾斜角 (i) | 46.291°[2] |
近日点引数 (ω) | 34.767°[2] |
昇交点黄経 (Ω) | 83.291°[2] |
平均近点角 (M) | 161.020°[2] |
土星の衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | 6 km[3] |
平均密度 | 2.3 g/cm3[3] (仮定値) |
アルベド(反射能) | 0.04[3] (仮定値) |
大気圧 | なし |
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2007年1月16日に、スコット・S・シェパード、デビッド・C・ジューイット、ブライアン・マースデン、ジャン・クレイナらの観測チームによって発見された[1]。観測にはすばる望遠鏡が用いられた[5]。発見は、同年4月13日に小惑星センターのサーキュラーで公表され、S/2007 S 1 という仮符号が与えられた[6][7]。
その後、同年9月20日にイヌイットの神話に登場する月の神タルクェクに因んで命名され、Saturn LII という確定番号が与えられた[8]。
タルクェクの直径は 6-7 km と推定されており[3][4]、順行軌道でおよそ885日で土星を一周する。タルクェクはイヌイット群と呼ばれる土星の衛星のグループに属しており、これらの衛星は軌道要素や物理的性質が似ていることから共通の起源を持ち、大きな天体が破壊されることで形成された可能性がある[1]。
- ^ a b c NASA (2017年12月5日). “In Depth | Tarqeq – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年12月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g Jet Propulsion Laboratory (2013年8月23日). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月20日閲覧。
- ^ a b c d Jet Propulsion Laboratory (2015年2月19日). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月20日閲覧。
- ^ a b Scott S. Sheppard. “Saturn Moons”. Carnegie Science. 2019年11月2日閲覧。
- ^ “No.298: すばる望遠鏡が土星に3個の新衛星を発見 | 国立天文台(NAOJ)”. 国立天文台 (2007年5月16日). 2018年12月20日閲覧。
- ^ Brian G. Marsden (2007年4月13日). “MPEC 2007-G38 : S/2007 S 1”. 小惑星センター. 2018年12月20日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2007年5月11日). “IAUC 8836: S/2007 S 1, S/2007 S 2,, S/2007 S 3; (4951); P/2007 C2”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月20日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2007年9月20日). “IAUC 8873: P/2007 S1; Sats OF SATURN”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月20日閲覧。
- 1 タルクェク (衛星)とは
- 2 タルクェク (衛星)の概要
- 3 出典
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