ジャンシス・ロビンソン ジャンシス・ロビンソンの概要

ジャンシス・ロビンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 09:49 UTC 版)

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ジャンシス・ロビンソン
2010年のチャリティ・ワイン・ディナーでのロビンソン
生誕Jancis Mary Robinson
(1950-04-22) 1950年4月22日(70歳)
ノース・ウェスト・イングランドカンブリア
国籍 イギリス
別名ワインの女王
職業ワイン評論家
著名な実績Oxford Companion to Wineの著者、The World Atlas of Wine第5版以降の共著者

経歴

1950年にノース・ウェスト・イングランドカンブリアに生まれた。1961年から1968年にはカーライル・アンド・カントリー女子高校で学び、同校OGで小説家のマーガレット・フォースター英語版と同じく女子風紀委員長を務めた[1]。その後、1968年から1971年にはオックスフォード大学セント・アンズ・カレッジで数学と哲学を学び、卒業後の1975年にワイン&スピリット英語版誌の編集助手となった[1]

1989年にフィナンシャル・タイムズ紙のワイン特派員となり、同紙に週刊コラムを持っている。2010年には3度目の訪日を行い、山梨県甲府市と東京都で甲州ワインに関する講演会を行った。英国放送協会(BBC)ラジオ4のSheila Dillonが司会を務める食関連番組で、ワインに関連するコーナーでコメンテーターを務めている。オックスフォード・ブルックス大学食科学部門の支援者であり、オックスフォード・ガストロノミカ(飲食文化研究センター)で講義を担当している。Oxford Companion to Wine(1994年-, 第3版まで刊行)とWine Grapes: A Complete Guide to 1,368 Vine Varieties, including their Origins and Flavours(2012年)はワイン関連書籍の中でも特に画期的な名著とされている[2]

評価

USAトゥデイ紙は「ワイン界に信奉される女性」、プレイボーイ誌は「一番人気のワイン・ライター」と称賛している。1984年には女性として初めて、またワイン製造業社や販売業者以外で初めて[1]マスター・オブ・ワイン(MW)の称号を与えられた。1997年にはオープン大学(1971年創設)の名誉博士号を授与された[1]。2003年にはエリザベス2世から大英帝国勲章(OBE)を授けられ、英国王室ワインセラーのアドバイザーに就任した。自身のウェブサイトであるJancis Robinson.comを運営しており、2010年にLouis Roederer国際ワイン評論家賞最優秀ウェブサイト部門を受賞した。2010年にはフランス農林水産大臣から農業功労勲章の役員に任命され、2012年1月にはWine & Spirit Education Trust(WSET)の名誉学長に就任した[2]

テイスティング

ロビンソンは20点満点でテイスティングを行っている。2013年10月時点の平均点は16.4点となっている。

  • 20点 Truly exceptional
  • 19点 A humdinger
  • 18点 A cut above superior
  • 17点 Superior
  • 16点 Distinguished
  • 15点 Average
  • 14点 Deadly dull
  • 13点 Borderline faulty or unbalanced
  • 12点 Faulty or unbalanced

  1. ^ a b c d Jancis Robinson - the long version 公式サイト
  2. ^ a b 『世界のワイン図鑑』における著者紹介
  3. ^ ヒュー・ジョンソン/ジャンシス・ロビンソン『世界のワイン図鑑』ガイアブックス, 2013年, p.6


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