シカゴ双葉会日本語学校
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シカゴ双葉会日本語学校全日校 (シカゴ日本人学校) | |
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シカゴ双葉会日本語学校 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | シカゴ日本商工会議所 |
設立年月日 | 1978年4月 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
所在地 |
アメリカ合衆国 イリノイ州アーリントンハイツ 2550 N. ARLINGTON HEIGHTS RD、ARLINGTON HEIGHTS、IL 60004北緯42度7分16秒 西経87度58分53秒 / 北緯42.12111度 西経87.98139度座標: 北緯42度7分16秒 西経87度58分53秒 / 北緯42.12111度 西経87.98139度 |
公式サイト | 公式サイト (日本語) |
沿革
最初に始まったシカゴ双葉会日本語学校の土曜学校は、1966年5月にシカゴ日本商工会議所が設立したものであった。場所はノース・サイド (North Side) のあるバプテスト教会で、当時は教師3名、生徒50名という規模であった[3]
1976年、シカゴ周辺の日本人家庭の親たちは、子どもたちが日本の教育制度に準備が整わないままになることをおそれ、日本政府に全日制の日本人学校を開設するよう要請した[4]。この土曜学校は、1978年5月にイリノイ州スコーキーへ移転した。当時、スコーキーの全日制学校には、日本政府から派遣された4名の教師がいた[4]。全日制学校には、第1学年から第7学年まで100名規模の生徒がいた。1981年、分校として、中学校・高等学校の生徒を対象とした土曜学校が、スコーキーのナイルズ・タウンシップ高等学校東校 (Niles Township High School East) の跡に設けられた。1984年8月には、この土曜学校も、全日制学校も、イリノイ州ナイルズ (Niles) へ移転した。1985年4月、ナイルズの学校が手狭になったため、第7学年から第12学年を対象とする土曜学校は、ナイルズのノートルダム高等学校 (Notre Dame High School) の教室を借りて行なわれるようになった[3]。1988年の時点で、学校の規模は、日本の文部省が援助していたもうひとつの学校であるニューヨーク日本人学校の半分以下でしかなかった[2]。
開校から20年間にわたって、全日制学校はひっとりと運営されていた。それが広く知られるように変ったのは、1998年に新しい場所へ移転してからである[5]。アーリントンハイツの現在のキャンパスは、1998年4月6日月曜日に開設され、ここでの授業は1988年4月6日に始まった。初年度には230名の生徒がおり、土曜日の日本語学校には720人の生徒がいた[6]
1998年5月18日、学校のパンフレット用に航空写真を撮影するため学校の役員2人が搭乗していたヘリコプターが、アーリントンハイツの住宅に墜落した。搭乗していたのは、当時49歳だった教頭・定忍と38歳だった美術教師・山口一哉、62歳の写真家でイリノイ州ウィルメット (Wilmette) 在住だった佐藤恭央、ヘリコプターを操縦していた40歳のパイロットでウィスコンシン州レイク・ジェニーバ在住だったスコット・マラス (Scott Maras) で、全員が死亡した[5][7]。
運営
双葉会は。全日制の学校と土曜学校を運営しており、いずれもイリノイ州に私立学校として登録されている。双葉会の母体となっているのはシカゴ日本商工会議所である。日本の文部科学省は、全日制と土曜学校の運営についてガイドラインを課している。全日制も土曜学校も、運営資金は、授業料に加えて日本政府からの補助金やシカゴ大都市圏の日系事業者からの寄付金などによって賄われている。
シカゴ日本商工会議所は、会員に対して、経営規模に応じた額の学校施設費の負担を求めている[8]。
1986年には、日本政府から教員が派遣されるようになり、施設の建設費や教科書、教材費への無償支援が行なわれている[3]。1992年からは、運営費の半分を日本政府が負担するようになっている[4]。
1986年当時、日本の文部省は、国内の学校に対して、年間40週、週6日の授業期間を定め、年に240日の授業日を設けることを求めていた。日本の学校暦は4月に始まり、翌年3月で終了する[3]。1998年には、日本の学校暦の開始に合わせて、双葉会の学校も4月に新たな学年を始めるようになった[6]。しかし、日本国内の学校とは異なり、双葉会の全日制では、土曜日に別個の土曜学校があることを踏まえ、年間200日の授業日しか設けられていない。1986年当時、イリノイ州の公立学校においては、州政府からの助成金を受ける基準として、職員会議などで休講となる日を含め、年に180日以上の授業日を設けることが求められていた[3]。1992年当時は、地域の公立学校が年間187日の授業日を設けていたのに対し、双葉会の学校は200日前後の授業日を設けていた。ただし、双葉会の学校も、地域の公立学校も、授業時間の総数は変わらなかった[4]。1998年当時の生徒たちは、年間10週間ほどは学校へ行かなくてよかった[5]。1986年当時は、長い夏休みを設ける代わりに、年数回に分けて、短かめの休暇期間が設けられていた[3]。1990年の時点では、伝統的な日本の祝日や、学年度末の休暇期間が設けられていた[9]。
双葉会は、アメリカ合衆国の制度の下にある地域の学校に通っている生徒たちのために、土曜学校を運営している。土曜のプログラムは、日本語(国語)と数学(算数)の学習などがおもな内容となっている[4]。1990年当時、土曜学校は年間44回開講され、生徒たちは全日制の生徒たちが学ぶ科目の多くを、限られた時間の中で学んでいた。当時の保護者たちは、このために土曜学校の授業内容は進行が速くなってしまうと語っていた[9]。
- ^ “園からのお知らせ”. シカゴ双葉会日本語学校. 2012年1月10日閲覧。 “2550 Arlington Heights Rd. Arlington Heights, IL60004”
- ^ a b Lyman, Rick. “The Japanese Way In A Quiet New York School, 463 Children Of Japan's Corporate Elite Get A Proper Education”. Philadelphia Inquirer(フィラデルフィア・インクワイアラー): p. 2 2012年11月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n Caitlin, Kay (1986年6月25日). “Japanese School Eases Burden: Futabakai Does Everything Just Like Back Home”. Chicago Tribune: p. F32 2012年1月10日閲覧. "To visit the Chicago Futabakai Japanese School at 8101 Cumberland Ave. in Niles[...]the former Kenton School at 4600 Main St., Skokie,[...]a branch Saturday School[...]the former Niles Township High School East, at Lincoln and Niles Avenues, Skokie[...]Notre Dame High School, 7655 Dempster St., Niles,[...]" (Archive, Page 2, Archive of page 2).
- ^ a b c d e f g h i j Burgos, Frank (1992年6月14日). “School helps kids remain Japanese Tokyo classrooms in Niles”. Chicago Sun-Times: p. 18 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b c d Deardorff, Julie; Karen Cullotta Krause (1998年5月20日). “School Mourns In Its Own Way”. Chicago Tribune: p. 1 2012年1月10日閲覧。 (Archive).
- ^ a b c Davis, Jon (1998年4月7日). “Japanese school opens in Arlington Heights”. Chicago Daily Herald: p. 6 2012年1月10日閲覧。
- ^ 山中季広 (1998年5月19日). “ヘリ墜落、3邦人死亡 日本人学校教頭ら 米・シカゴ”. 朝日新聞・夕刊: p. 13 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “シカゴ双葉会日本語学校”. シカゴ日本商工会議所. 2013年9月15日閲覧。
- ^ a b c Evans, Kimberley D. (1990年5月16日). “Life Lessons”. Chicago Tribune: p. 12 2012年1月11日閲覧。 (Archive, Page 2, Archive).
- ^ Davis, Jon (1998年4月6日). “School provides link to homeland for Japanese kids in Chicago area”. Chicago Daily Herald: p. 6 2012年1月10日閲覧。
- ^ "Support ACHDS." Arie Crown Hebrew Day School. Retrieved on January 10, 2012. "4600 Main St Skokie, IL 60076 "
- ^ "banner_ems.jpg." Emerson Middle School. Retrieved on January 10, 2012. "8101 North Cumberland Avenue Niles, Illinois 60714"
- ^ Transpacific, Volume 9, Issues 1-4. AsiAm Pub., 1994. 49. Retrieved from Google Books on January 11, 2012. "Almost 100% of the school's 280 students are Japanese nationals[...]"
- ^ a b c d e f Temkin, Jody. "Just Like Home." Chicago Tribune. January 8, 1995. Tempo Northwest 1. Retrieved on January 10, 2012.
- 1 シカゴ双葉会日本語学校とは
- 2 シカゴ双葉会日本語学校の概要
- 3 キャンパス
- 4 全日制のカリキュラム
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