コイウタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 06:58 UTC 版)
血統表
- 伯母に2001年スワンステークスなど重賞3勝のビハインドザマスク、その孫に2018年平安ステークス・名古屋大賞典勝ち馬のサンライズソア、2023年ローズステークス・2024年阪神牝馬ステークス勝ち馬のマスクトディーヴァがいる。
- そのほかの近親には天皇賞(秋)2着のアグネスアーク。
エピソード
- 競走馬名の由来となった『恋唄』は歌詞が暗く、前川は競走馬名にいい印象を持っていないと自ら語っている。
- ヴィクトリアマイル当日、馬主の前川清は馬主席で観戦すると所有馬が勝てないというジンクスがあったため「ゲンを担いで」北海道にある知人の牧場を訪問しており、競馬場には不在であった。共同馬主の吉田照哉には「仕事がある」と嘘をつくほどジンクスを気にしていた。この為、レースの表彰式には馬主代理として前川の娘が出席した。同馬が優勝したため前川は急遽帰京し、当日夜に行われた関係者による祝勝会場に姿を見せ「(嬉しさで)立ちくらみがした。こんな経験は初めてです」と喜びの大きさを語っている。
- 前川は当日のレースを牧場でテレビ中継で観戦していたところ、優勝の瞬間に興奮のあまり机を手で叩いて突き指してしまった。
- 父のフジキセキにとって初の芝JpnI(GI)優勝産駒である(ダートではカネヒキリやグレイスティアラがJpnI(GI)を制している)。
参考文献
- 『ニッポン競馬のからくり』,増田知之,東邦出版,2009 - 「コイウタ事件」節に使用。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ
- コイウタ - 競走馬のふるさと案内所
コイウタの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 フジキセキ 1992 青鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ミルレーサーMillracer 1983 鹿毛 |
Le Fabuleux | Wild Risk | ||
Anguar | ||||
Marston's Mill | In Reality | |||
Millicent | ||||
母 ヴァイオレットラブ 1997 栗毛 |
*ドクターデヴィアス Dr Devious 1989 栗毛 |
Ahonoora | Lorenzaccio | |
Helen Nichols | ||||
Rose of Jericho | Alleged | |||
Rose Red | ||||
母の母 *ヴァインゴールドVain Gold 1979 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | ||
Gold Digger | ||||
Chancy Dance | Bold Reason | |||
Hasty Hitter | ||||
母系(F-No.) | (FN:4-r) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Hail to Reason4×5 | [§ 4] | ||
出典 |
|
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “コイウタ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月30日閲覧。
- ^ a b c d e f 『ニッポン競馬のからくり』p120-121
- ^ “コイウタ引退”. ラジオNIKKEI. 2022年4月29日閲覧。
- ^ “コイウタ | 競走成績”. netkeiba.com. 2021年6月3日閲覧。
- ^ “Full Result 11.07 Hollywood Park (USA)|6 July 2007”. Racing Post (2007年7月6日). 2019年2月15日閲覧。
- ^ “コイウタの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2020年5月30日閲覧。
固有名詞の分類
- コイウタのページへのリンク