オーストラリア聖公会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 08:43 UTC 版)
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歴史
1787年、リチャード・ジョンソン牧師がニューサウスウェールズ州で宣教活動を始めた。かつては最も信徒数の多い教会だったが、移民政策が変更されてからはイタリアやポーランド、クロアチアといったカトリック圏からの移民が増えたため、今日ではカトリックの信徒が最も多くなった。
キリスト教としての信仰の確立の歴史
イエスの復活信仰の確立・ナザレのイエスの死を通しての贖罪信仰の確立・主イエス・キリスト信仰の確立・終末信仰の確立については、キリスト教#歴史を参照。
聖書は神の言葉という信仰の確立
聖書は神の言葉という信仰の確立については、旧約聖書#神の言葉として成立した聖書の歴史を参照。
教義
信条
おおむねイングランド国教会を踏襲しているが、一部見解の相違も見られる。1992年に初めての女性司祭、2008年に初めての女性主教が誕生していて、2017年には西オーストリア大主教区で初めての大主教が誕生しているが、女性司祭さえも認めない教区も少数ある。[1]
カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズが同性愛者の司祭を承認すると、オーストラリア聖公会の中からは異論が噴出した。シドニーの大主教ピーター・ジェンセンは熱烈に反対した。
世界教会協議会に所属している。
ニカイア信条にもとづくキリスト教としての教義
おとめマリアより生まれたイエス
- ナザレのイエスは、処女マリアから生まれた、と信じる。聖書に書いてある通りである。
ナザレのイエスは死んだけれども、よみがえった
- 罪がないナザレのイエスは死刑になったが、死んでから三日たってからまた生き返った、と信じる。聖書に書いてある通りである。
ナザレのイエスは天に昇って行ってから、神の右に座った
- ナザレのイエスはみんなの見ている前で、天に昇って行った、と信じる。聖書に書いてある通りである。
- ナザレのイエスは再び天から降りてきて、最後の審判の時に、今現在生きている者と、すでに死んだ者とをさばくと信じる。
- すでに死んだ人でも生き返ると信じる。イエスを救い主と信じる人は、神の国が到来したら、新しい命がもらえると信じる。
聖書は神の言葉だと信じる
指導者が聖霊に満たされて語る言葉は、神の言葉とされているので、聖霊に満たされて書かれた聖書は、神の言葉である。(なお、聖書が神の言葉として成立した経緯については旧約聖書#神の言葉として成立した聖書の歴史を参照)
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