オオスベトカゲ 人との関わり

オオスベトカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/05 07:16 UTC 版)

人との関わり

1784年ポルトガルのJose Dasilva Feijoによって発見された。もともとブランコ島もラソ島も地図にも載らないような小島でほとんど利用されていなかった。しかし、1833年流刑者がブランコ島に流され、自給自足生活を余儀なくされたため本種は捕獲されて食用にされた。また、腹の脂肪は傷薬として用いられた[5]

その後も島の植生の破壊が進み、半樹上性であった本種は打撃を受けた。また、植生破壊による土壌の流出や、偶発的な旱魃などの影響で個体数は急速に減少していった。飼育下繁殖の試みも行われたが、成功しなかった。1940年に絶滅が宣言された[5]


  1. ^ a b "Chioninia coctei". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature. 2013.
  2. ^ アンドレ・デュメリル (1774–1860) 動物学者(父) or オーギュスト・デュメリル (1812–1870) 動物学者(子)
  3. ^ Carranza, S., et al. (2001). “Parallel gigantism and complex colonization patterns in the Cape Verde scincid lizards Mabuya and Macroscincus (Reptilia: Scincidae) revealed by mitochondrial DNA sequences”. Proceedings of the Royal Society of London. Series B: Biological Sciences 268 (1476): 1595-1603. doi:10.1098/rspb.2001.1699. 
  4. ^ a b Miralles, Aurélien, et al. (2011). “An integrative taxonomic revision of the Cape Verdean skinks (Squamata, Scincidae)”. Zoologica Scripta 40 (1): 16-44. 
  5. ^ a b c d Schnirel, Brian L.. “SENI Biometric Analysis on the extinct Scincidae species: Macroscincus coctei”. 2015年2月6日閲覧。


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