エウロペの略奪 (レーニ)
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『エウロペの略奪』(エウロペのりゃくだつ、伊: Ratto di Europa, 英: The Rape of Europa)は、イタリアのバロック期の画家グイド・レーニが1637年から1639年にかけて制作した絵画である。油彩。主題はギリシア神話の有名なエピソードであるエウロペを略奪するゼウス(ローマ神話のユピテル)の物語から取られている。グイド・レーニの晩年を代表する作品の1つで、この主題で3作品を制作したことが知られている。17世紀の美術史家カルロ・チェーザレ・マルヴァジーアによると、それぞれイタリアのグアスタッラ公爵、イングランド国王チャールズ1世、ポーランド国王ヴワディスワフ4世のために描かれた。そのうち2点が現存しており、ロンドンのナショナル・ギャラリーと[1]、オタワのカナダ国立美術館に所蔵されている[2]。
- ^ a b c d e f g “The Rape of Europa”. ナショナル・ギャラリー公式サイト. 2021年5月18日閲覧。
- ^ “Guido Reni's Jupiter and Europa”. カナダ国立美術館公式サイト. 2021年5月18日閲覧。
- ^ オウィディウス『変身物語』2巻。
- ^ アポロドーロス、3巻1・1。
- ^ “Sir Denis Mahon obituary”. ガーディアン公式サイト. 2021年5月18日閲覧。
- 1 エウロペの略奪 (レーニ)とは
- 2 エウロペの略奪 (レーニ)の概要
- 3 参考文献
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