アディロンダック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/27 04:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| Adirondack | |||
|---|---|---|---|
 2013年のサラトガ・スプリングス駅でのアディロンダック | |||
| 概要 | |||
| 種類 | Inter-city rail | ||
| 前身 | Laurentian (D&H) | ||
| 運行開始 | 1974年8月6日 | ||
| 現運営者 | アムトラック | ||
| 平均乗客数 |
361 daily 132,000 total (FY12)[1] | ||
| 路線 | |||
| 起点 | New York | ||
| 終点 | Montreal, Quebec | ||
| 営業距離 | 381マイル (613 km) | ||
| 平均所要時間 | 約11時間 | ||
| 運行間隔 | 毎日 | ||
| 列車番号 | 68 (southbound), 69 (northbound) | ||
| 車内サービス | |||
| クラス | Reserved coach | ||
| 食事 | Cafe/Lounge car | ||
| 技術 | |||
| 車両 | Amfleet coaches | ||
| 軌間 | 4 ft 8 1⁄2 in (1,435 mm) | ||
| 線路所有者 |
Metro-North Railroad CSX Transportation Canadian Pacific Railway Cascade Investment Railway | ||
| |||
長年の間遅延に悩まされている。 2016年6月までの1年間の路線の定時運行率は平均64.8％だった。アムトラックによると、列車の遅延の28.8％は、特にデラウェアとハドソン（カナダ太平洋鉄道）伝いの線路および信号関連部品の問題によるものだった [3]。
2015会計年度中、 アディロンダックは13万2345人以上の乗客を運び、745万3664ドルの収益を上げた。
歴史
アムトラック発足以前、デラウェア・アンド・ハドソン鉄道ではニューヨーク州オールバニ - モントリオール間で「モントリオール・リミテッド」（夜行）と「ローレンシャン」（昼行）の2列車を運行していたが、1971年5月1日のアムトラックの発足に伴い廃止された。
1974年8月6日、アムトラックはニューヨーク州からの財政支援を受け[4]、ニューヨークのグランド・セントラル駅からオールバニを経て、デラウェア・アンド・ハドソン鉄道経由でモントリオールのウィンザー駅へ向かう「アディロンダック」の運行を開始した[5]。当初、ニューヨーク - バッファロー間ではエンパイア・ステート・エクスプレスの一部として運行されていた[6]。
カナダのVIA鉄道の乗務員が担当するメープルリーフとは異なり、アディロンダックはアムトラック・カスケーズと同様、アムトラックの乗務員のみで運行される。
エンパイア回廊沿いの定時運行性を改善する取り組みの一環として、アムトラックはCSXが所有する路線のハドソン・サブディビジョンのうち、ポキプシー - スケネクタディ間をリースすることで合意に達した。2012年以降、アムトラックはハドソン・サブディビジョンにおける運用の管理を効率的に行い、維持及び資本的責任を請け負っている[7]。
現在、アディロンダックはケベック州ラコール（北行き）もしくはローゼス・ポイント駅（南行き）に立ち寄り、最大で2時間に及ぶ出入国管理を受ける必要がある。これを迅速化するため、2012年にアメリカ合衆国税関・国境警備局がモントリオール中央駅に事前通関施設を開設する計画を発表し、米国税関とカナダ国境サービス庁が同駅で事前審査を実施できるようになる予定である。この計画では、モントリオールに到着する乗客はカナダの職員によって審査され、同駅から出発する乗客はアメリカ人の職員によって審査されることになっている[8]。アメリカ合衆国議会は2017年初頭までに必要な有効化法案を可決した[9]。カナダでは2017年後半に対応する法律に関して王室の同意が得られたが、まだ発効していない[10]。
2018年4月10日、アムトラックは「レイクショア・リミテッド」を除くウエスト・サイド線の全列車に関して、同年5月26日から9月4日までグランド・セントラル駅発着で運行し、スピュトン・ダイビル可動橋およびニューヨークのペンシルバニア駅の19番線の使用を許可すると発表した[11]。
2019年夏にはペンシルバニア駅での工事により、北行きのアディロンダックとメープルリーフがオールバニまで併結して運行された。通常これらの2列車は、7月と8月の週末に別々に運行している[12]。
ルートの詳細
アディロンダックは、 カナダ国鉄 、 カナダ太平洋鉄道 、 CSX交通機関 、 メトロノース鉄道 、アムトラック鉄道が運行している[13]。
- CNサンティアサント地区、モントリオールからサンランバート ： 6.15 mi (9.90 km)
- CNルーズポイント地区、サンランバートからローゼス・ポイント ： 42.7 mi (68.7 km)
- CP Canadian Subdivision、ローゼス・ポイントからボールストン：169.3 mi (272.5 km)
- CP Freight Subdivision、ボールストンからスケネクタディ： 4.6 mi (7.4 km)
- CSX Hudson Subdivision 、スケネクタディからポキプシー（アムトラックが線路を租借）：86.3 mi (138.9 km)
- メトロ・ノース・ ハドソン線 、ポキプシーからスプイテン・デュビルへ ： 61.8 mi (99.5 km)
- アムトラック・エンパイア回廊、スピュトン・ダイビルからペンシルバニア駅 21.4 mi (34.4 km)
春、夏、初秋には、バーリントン行のフェリーとの乗り換えができるポート・ケント駅に臨時停車する。
- ^ “Amtrak Sets New Ridership Record (PDF)”. Amtrak (2012年10月10日). 2012年10月16日閲覧。
- ^ a b c “ADIRONDACK”. TrainWeb. 2010年7月6日閲覧。
- ^ Amtrak Route on-time performance for Adirondack service
- ^ “Montreal Train Run Commences Today”. Schenectady Gazette. (1974年8月6日) 2010年7月28日閲覧。
- ^ Burrs, Edward C. (1974年8月6日). “New York‐Albany‐Montreal Train Is Resumed With a Festive Air”. New York Times
- ^ “Historic Rail Service Resumption Set Today”. The Post-Star (Glens Falls, New York): p. 2. (1974年8月5日) 2019年6月23日閲覧。
- ^ Eric Anderson (2011年10月18日). “Amtrak leasing track corridor”. Times-Union 2011年10月25日閲覧。
- ^ Bowen (2012年5月11日). “Customs relief in sight for Amtrak's Adirondack”. RailwayAge.com. 2012年6月22日閲覧。
- ^ Anderson, Eric (2017年3月19日). “Amtrak's Adirondack on track to benefit from customs legislation”. Times Union (Albany) 2017年8月7日閲覧。
- ^ “House Government Bill C-23 (42-1)”. Parliament of Canada. 2019年6月11日閲覧。
- ^ “Most Hudson Line trains to Operate to/from Grand Central Terminal during Infrastructure and Bridge replacement Period” (プレスリリース), Amtrak, (2018年4月10日)
- ^ Summer 2019 infrastructure alert
- ^ Roberts, Earl W.; Stremes, David P., eds (2012). Canadian Trackside Guide. Bytown Railway Society, Inc.. ISSN 0829-3023
- 1 アディロンダックとは
- 2 アディロンダックの概要
- 3 駅停留所
- 4 設備
- アディロンダックのページへのリンク
