ののちゃん 登場人物

ののちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 13:30 UTC 版)

登場人物

登場人物は年を取らない形式となっている。

山田家の人々

山田のの子
主人公。小学3年生。たまのの市立第3小学校の3年3組に在籍している。いつも多くの友人達と遊ぶ活発な一面がある一方で、母親譲りの怠け癖で、「やるべきこと」(勉強や部屋の掃除など)をやるのは大の苦手。
そのため成績はクラスでビリ争いで、テストで3回に1回は0点を取るほど。特に算数が、超の付くほど苦手。
それでいて、生来のグータラとお気楽な性格ゆえに「努力する」どころか「努力しようという意志」すら実質皆無[注釈 4]。ただしこのような態度は周辺のクラスメイトにもそのまま当てはまることであり、作中では(悪い意味で)とりわけ劣等生として描写されているわけではない。
食い意地が張っており、その小さな身体からは信じられないほどの大食い。しかもおいしいものばかり食べたがるので、まつ子によく止められてしまう。兄のぼるの夜食などを勝手に盗み食いすることも多い。
極度の朝寝坊で、学校には遅刻しないことのほうが少ない(クラスメイトも、のの子は遅刻するのが当たり前だと思っている)。夏休みには、1日16時間眠るほど。加えてイタズラ好きな一面もある。
このように、性格や行動面は欠点ばかりで良いところが無いため、読者である現実の子供たちにとっては「こんな子供になってはいけませんよ」という反面教師そのものである。死神タイガースでショート。
キャラクター造形についていしいは、玖保キリコの『シニカル・ヒステリー・アワー』に登場する「ののちゃん」の「パクリのつもり」と述べている[8]
山田まつ子
母親。大阪生まれで、結婚後も関西弁が抜けない。年齢は40歳(アニメ版)。嫁には行っているが、実母と同居している。太っており、パーマがかかった髪をしている。常にご飯のおかずのネタに困っている(結論は大体カレー)グータラ&ズボラ主婦。それゆえ夏の昼食は毎日そうめん(ズボラすぎて「流しそうめん」と言って「流し台」でそうめんを食べたことがある)、冬は毎日鍋もの、のぼるの弁当は1日おきにソーセージとタマゴ焼きといった調子。
グータラ揃いの山田家でも一番の怠け者で、とにかく「何かをすること」が大嫌い。休日にレジャーに行くことすら嫌がる。「やらねばならないことがあること」そのもの、「やらねばならないことが増えること」そのものが、重度の精神的苦痛らしい。逆に「やらねばならなかったはずのことをやらずに済む」と大喜びする。
のの子同様「努力する」どころか「努力しようという意志」すら実質皆無。たまに主婦・母親らしい気遣いをすることもあるが、大抵間が悪く無意味なものになってしまう。
ただし見栄っ張りではなく、金銭に関してはだらしなくないので、家計が苦しくなることは無い。夫が風邪を引いた際には「たまには休みなはれ。会社が何してくれるわけじゃなし」と休むことに後ろめたさを感じる夫を優しく諭したり、近所の暴走族を注意しに行った夫を心配し、母親と共に鍋やおたまを持って踊って気を引くなど身を呈している。普段は怒鳴っているが子供たちが心配をかけると怒るのではなく、泣いてしまう。
専業主婦だったが、パートをはじめた。理由は単純に暇つぶし。潰れそうな工場の事務で、お菓子を食べたり、借金取り立てと長電話している。暇つぶしなため、給料の支払いが滞ってもほとんど気にかけていない。
趣味は模様替え(時には庭の模様替えまでする)と、のの子が所有するテレビゲーム。関西出身で、母・しげ同様関西弁が抜けない。名前の漢字表記は“松子”。
山田たかし
父親。年齢は40歳(アニメ版)。平凡なサラリーマン。妻や娘よりは、さすがにずっと勤勉。むしろ真面目で頑固な部分がある。ポンコツ車でのドライブとゴルフ、パチンコが趣味。日曜大工も趣味だが、何を作ってもすぐ壊れる上、修理をすればもっと壊してしまうほど腕が悪いので、家族にとっては有難迷惑(「こわし屋たかし」の異名を持っている)。やや短気な性格で家族の買い物で待たされたりパチンコに大負けすると機嫌を悪くする。自動車の運転席が書斎代わり。誕生日は10月31日。柔道3級(または初段)の腕前。口グセは「この家はオレが建てた」だが、これは予算不足で家の建設時ずいぶん手伝ったからである。土地は義母名義で家はたかし名義なためややこしい生活をしている。忘れっぽい性格では毎回のように忘れ、シュウマイを頼めばカボチャを買ってくるほどである。まつ子と2人で食事に行き「早く決めろ」と急かした割に「同じのを2つ」と決めていないなど理不尽な部分もある。酔っ払って帰宅して「何か食べるものはないか?」とまつ子に尋ねると、バナナとどら焼きしかなく、抗議はしたものの、結局ふてくされながらバナナを食べていた。夏は後頭部がメッシュになった野球帽ポロシャツ、冬はコートに手袋の格好が多い。マニュアルトランスミッション車の免許を持っている。よくパソコンに挑戦しては諦めていたが現在は使いこなしている。家族を守るために近所にいた暴走族に注意をしに行った事がある。恐怖で注意するのを躊躇ったが立ち向かい、途中で身を案じたまつ子、しげが登場し、2人に助けられたことを情けなく思い(2人は情けないとは感じておらず、むしろ無事だったことに安心していた)「月光仮面になれたらな」という妄想をする。会社では雑務3課長。2017年現在では部下は嘱託含めて男女各2名の模様。『新ノンキャリウーマン』では課長としての様子が伺える。勤務先や職務については、「造船所でタンカーの調達を担当」という設定が語られている[9]
山田のぼる
となりのやまだ君時代の主人公で、のの子の兄。平凡な中学2年生(部活の後輩が登場するまでは1年生。『となりのやまだ君』時代は2年B組で、修学旅行にも行っている)。母親と妹のグータラと大食いのせいで、年中迷惑をこうむっている。
反抗期の年頃だが、特に反抗する様子はない。むしろ、おばあさんや両親(特に父)の言うことをきちんと聞き、妹とも仲がよい。家族の中で父と同じく常識人。一度、父と喧嘩したことがあるが、内容は「ねこまんまは味噌汁をかけるか、ご飯を入れるか」であり、怒鳴り合いではなく「お言葉ですが父上」と冷静口調だった(のぼるがねこまんまをしたため、まつ子が下品だと注意したが、父は食べ方が違うと注意したのが発端)。
人気者というわけではないが、友達は多い。女の子の友達もいる。口調は柔らかで、人の事は「お前」とは妹にですら呼んだりしない。好きな子がいるのか、自宅に電話がかかってきてデレデレしていた。キクチ食堂の娘は腐れ縁。
得意教科は社会だけで特に数学が苦手。妹と違って「努力しようという意志」はあるのだが、なかなか行動に結びつかず、当然ながら成果もあがらない。テストの成績はいつも平均点か平均以下であり(学年200人中165番、500人中250番など)、テストが終わると後悔して勉強するタイプ。また、『やまだ君』時代は概ね低成績ながらも好不調の差が激しい(成績推移が「マグニチュード7.5」と言われたり、年に一度社会科で最高点を取るなど)という設定もあった。落ちこぼれでもなく、不良でもなく、優等生でもないため、教師や親も褒めるべきか叱るべきか頭を抱えている。
中学生らしく、寝るのが好き。春は特に寝起きが悪い。部屋の模様替えをした翌日に寝ぼけてドアと間違い、窓から出ようとして落ちかけた。
ビデオカメラを撮るのが好き。あらゆるカメラマンのモノマネをしながら父のゴルフフォームを撮影していた。
友人の山下・田中と同じく野球部所属。非常に弱く、サッカー部とコート争いをし、野球で対決して負けたほど。ポジションは外野手(ライト)で三振かホームランというタイプ。家族が試合の応援に来るのを嫌がる。
将棋は相当な腕前であり、町の将棋道場の席亭にも一目置かれている。
山野しげ
祖母(まつ子の母)。70歳(アニメ版では68歳)。活動的だがひねくれもののハードボイルド婆さん。戦後の混乱期を経験しているためか、さすがに娘や孫娘ほどグータラではない。しかし陰湿な一面も。怖いもの知らずで墓石の上に腰掛けたり、金属バットとスパナを持って暴走族を注意しに行くなどの行動をとる。「この桜もあと何年見られるやろな…あと30年くらいやろか」と言っていたことから、100歳までは生きるつもりである。のぼるにテキトーな発言をしてあきれられている。相撲は貴乃花、野球は巨人ファンで、シーズンにはアンチ巨人のたかしと言い争う。FIFAワールドカップ フランス大会ではイタリア代表を応援していた。山田家の土地(埋立地)の所有者。『となりのやまだ君』初期は現在より少し意地悪に描かれている。気紛れにビーフストロガノフの調理を試みることがあるが、これまで成功したためしはない(それ以前にこの単語をろくに言えない)。関西出身で関西弁を話す。いしいによると、キャラクターのモデルは、石炭ブローカーを営んだ母方の祖父[10]
ポチ
山田家で飼われている犬(ポチ本人は自分を山田家の隣人と思っている)。好物ははんぺん煮干。シッポは振らない、散歩は嫌い、呼んでも聞こえないフリをするなど非常に無愛想で飼い犬らしからぬ性格。「フン」という、人を見下した表情をするがこの性格はしげに似たといわれている。犬小屋には常に頭から入っていて、冬は勝手に家の中に入ってきてコタツの中にもぐりこむ。たかしがお手をしたら、隠していた骨を渡した。近所のノラ猫・ドスコイにエサを食われたり小屋を乗っ取られ、吠えることもない(見知らぬ人には普段どおり無愛想か挨拶をしだす)が、たまにのぼるに噛み付く。クーラーの外気孔で暑くなっても文句を言わなかったが、機嫌は悪かった。頻繁に放浪し、近所でもかわいがられているが、飼い主との散歩は嫌がる。餌は山田家より両隣の家からもらうことが多く、食事を与えているまつ子と、ほぼ同じものを食べさせられているたかしを怒らせる。『となりのやまだ君』では子犬の頃に捨てられていたのを当時小学生ののぼるに拾われたという設定だったが、後に子犬の頃に山田家にもらわれた設定に変更された(『フン!』徳間書店)。なお、となりのやまだ君時代に一時的に名前が「光秀」になったことがある。
モデルは作者自身が飼っていた「チョビ」という雑種犬および黒猫の「クロ」の合成である[11]。チョビは19歳、クロは17歳といずれも長寿であった。

小学校の先生

藤原瞳先生
のの子の担任で27歳。授業をするのが嫌いで何かというと自習にしてしまうズボラな性格。座右の銘は「適当」。教育方針は「勉強は登山と一緒」(無理して登る必要は無い、の意味)。生徒への愛情はそこそこあるようだが、教育については真面目に考えようともしないやる気無し教師。
酒好きで二日酔いで学校へ来ることも多く、その自堕落ぶりは、生徒たちから「馬鹿にされる」のを通り越して、「逆に心配されてしまう」ほどだが、本人は気にする様子も無い。『となりのやまだ君』では久保くんに男関係の乱れを指摘されることが多かった。
推理小説の執筆や読書が趣味。山田家の近所に住む。結婚はおろか恋人もいないため、よく母からお見合いを勧められている。『女(わたし)には向かない職業』では「7年後」の小説家に転身した姿や高校時代が書かれている(ただし、この種の漫画の常として『ののちゃん』の中では毎年のの子たちは3年生になり、毎年藤原先生が担任になるのを10年以上繰り返している)。
父親が鉱山技師だったので中学3年までアルゼンチンに住んでいた。高校時代はソフトボール部に所属。下着をつけずに登校したり、部活動日誌に推理小説を書くなど突拍子もない行動が多かったが、反省文を名文にしたりするなど文才は突出しており、成績もとても優秀であった。停学を経験したことがある。
基本的に生徒には敬語で話すが、「いーじゃん別に」などタメ口の場合もある。
同級生には、学生のころから「藤原先生」というあだ名で呼ばれていた。
自宅は何度か変わっていて、今は岸壁直上にあるアパートに住んでいる[12]
ルックスは歴代の女性担当者数人の合成とのこと[13]
校長先生
仕事は雨漏り修理、庭木の剪定など、用務員と変わらない。生徒思いで威張ったところがない。ただし話が長く朝礼は生徒達にとって苦痛の時間。『となりのやまだ君』ではOKKの社長として活躍していた。苗字は藤岡(『ののちゃんのとなり』)だが、モデルはいしいの単行本の出版や編集を多く手がけるチャンネル・ゼロの冨岡雄一社長[13]。絵は『がんばれ!!タブチくん!!』のツツミオーナーこと堤義明にも似ている。
ツチノコ教頭
道徳の授業を担当。それだけに真面目で紳士的だが、クマちゃんの縫いぐるみを携帯するなど変わったところがある。口ひげが特徴。モデルは作者の小学校の先輩である哲学者の土屋賢二(土屋賢二の著書の挿絵より)。
タブチ先生
体育の先生。2組の担任。体が大きい。重度の花粉症。安田先生とは高校の同級生で腐れ縁。ユニークかつ力押しの体育の授業は人気がある。『がんばれ!!タブチくん!!』のタブチくんこと田淵幸一を流用。「わたしの1年は運動会の大玉転がしを中心に回っています」と言い放つほどの情熱を毎年の大玉に注いでいる。
ヤスダ先生
図工の先生。1組の担任。授業はいつも脱線している。図工の時間は課外授業が多くユニークな教え方をする。妻と離婚し現在は一人暮らし。徐々に出番が減り、2002年度には担任を外れた。その後2004年に近所のスーパーの店長を経たのち(同一人物ではないがキャラクターは同じ)、2006年に図工の先生として再登場した。その後5233回から登場した大友先生が図工の担当になったことからか出番が消滅している。『がんばれ!!タブチくん!!』のヤスダくんこと安田猛を流用。
佐藤先生
1組の担任。しっかり者のベテラン教諭。よく気が回り頼りない他の先生(含む校長)を手助けしている。ごく初期は教頭先生として登場していた。2003年度に担任を外れたが教諭として活躍している。タブチ先生も元教え子の一人で、かつてのように叱られたり授業(の教え方)を受けさせられたりしたこともある。
高田先生
1組の新任教諭。慌て者でよく走り廻っており、パワーも持て余し気味の元気者。岡山弁らしき方言を使う。おばけ屋敷と呼ばれるアパートに引っ越した。2003年度から登場。
近藤ハルコ先生
保健の先生。藤原先生とは高校時代のクラスメートで2人共ソフトボール部に入部していた。2003年度に一度保健の先生を外れたが(その間も藤原先生の友人として登場していた)、2007年度から再び保健の先生として登場している。『女(わたし)には向かない職業』では少女漫画家に転身した姿が見られる。『となりの山田くん』と同時期の発表作品では何度か菊池家の長女として登場している。
吉田妙玖子(よしだ みくこ)先生
保健の先生。長身。苗字は違うが富田月子さんの母で不思議な力を持っている。近藤先生に代わり2003年度から一時期登場。
大友先生
図工の先生。5233回(2012年3月~4月)から登場。アートにこだわりを持ち、安田先生同様ユニークな教え方をする。
猫久保さん
図書室司書。5233回(2012年3月~4月)から登場。広岡先生の助手と同一人物で、広岡医院が暇な時はいる模様。

のの子の同級生

ななちゃん(倉田)
のの子の友人。おとなしいが、怒ることもある。忘れ物が多く、「忘れん坊将軍」と言われているが成績は優秀(設定のみで作中に描写は無い)。死神タイガースでセカンド。
みみちゃん(三宅)
のの子の友人。クラス一の俊足。しっかりものだが言葉遣いは悪い。タメゴローという名の犬を飼っている。死神タイガースでレフト。両親、兄、姉(第3中学野球部のマネージャー)、居候(雑務課の三宅さん)を含む大家族。
3バカトリオ
菊池、久保、鈴木の悪ガキグループ。山本、パクが所属する2組の3バカとは対立関係にある。
キクチくん(菊池久彦)
3バカトリオ。キクチ食堂の頼りない一人息子。他の2人と比べて少し気が弱い。死神タイガースでキャッチャー。学級新聞に4コマ漫画を寄稿したことがある[4]。他にも落書き好きであったり、凝り性であったり、いしいの自画像として用いられることの多い「菊池くん(バイトくん)」の少年時代らしい(3バカトリオもそもまま引き継がれている)が、バイトくんよりはずっとまともな性格である。
クボくん(久保元政)
3バカトリオ。家は建具店。仕切り屋だが役に立たない。幼い2人の弟がいる。死神タイガースでピッチャー。
スズキくん(鈴木喜三郎)
3バカトリオ。500年前から山の上に住んでいる一族の末裔。先祖は山賊。家は兼業農家である。母はまつ子と仲がいい。学級新聞に4コマ漫画を寄稿したことがある[5]
キムラくん
秀才でお金持ち。テストは秘密兵器「百点エンピツ」で解く。他にも「百点消しゴム」や「百点輪ゴム」「百点傘」などがある。
ミヤベくん
3年1組。学校で事件が起こると少年探偵気取りで推理を始める。しかし何でも大げさに言いたがるため、必ずと言っていいほど逆に問題を大きくしてしまう。兄(小5)、姉(小4)、弟(小学生)がいる。モデルは作家の宮部みゆき
ひな子ちゃん
3年2組クラス委員。成績優秀で性格も優しい美少女。母親はHANN ACOUSTIC CAFE(略してハナコ)という店を経営している。

中学校の人々

山下キヨシ、田中
のぼるのクラスメートであり悪友。のぼると共に野球部所属(山下はサッカー部と掛け持ち)。山下のキャラクターは同作者の初期作品『アップくん』のアップの流用。
田辺先生
のぼるのクラスの担任。社会科担当であだ名は熊。美術部顧問を務める傍ら野球部の顧問も兼任している。キャラクターは『バイトくん』の田辺留年の流用。
崇禅寺(そうぜんじ)キャプテン
ポジションはキャッチャー。神徳山梵苦楽寺の住職の子。広島弁風の言葉をしゃべる。後輩には優しいが大雑把。
柴島(クニジマ)センパイ
のぼるの野球部の先輩。ポジションはショート。本来は2年生であるが、留年したためのぼるのクラスメートとなる(2008年の設定変更以降は、のぼる達と共に2年生として描かれる)。平気で盗みをしたり、煙草を吸うなど素行は悪いが、のぼるやのぼるの友人にはわりと慕われているようである。柴島工業社長の孫息子で跡取り。時折会社の手伝いをさせられている描写が見られる。キャラクターは元木大介を流用。野球部メンバーの多くの名前は作者が大学生活を送った阪急千里線、京都線の駅名から採られており、この特殊な読み方はそのためである。なお、後輩には西、中島、南方という名前も見られるが阪急京都線の駅名は南方のみであり、他の二人は乗換駅となる地下鉄御堂筋線の西中島南方駅から命名されている。、
オカダ
野球部の後輩。家業はオカダ青果だが父親はフライパンを叩いて応援するところや、親子そろって顔つきなどタブチくん時代の岡田正泰がそのまま登場する。
島田
野球部の後輩。1年の女子を多数引き連れて途中入部した。当初マネージャー扱いだったがすぐ正選手になる。語尾に「〜ッス」と付けるのが癖で、かつてはシマダッスと仇名されていたらしい。足が速く小学生時代は鬼ごっこで捕まったことがない。5572回(2013年3月)に少年野球チームに「移籍」し、野球部を退部する。
野球部員
全員で10人しかいない弱小野球部。上記の他に3年のセンターに中島(イチローを流用)、名称不明の2人の2年(一方は松井秀喜、もう一方は広沢克己を流用)、2年エースの淡路が所属。のぼるはライト、田中はレフトを守る。
2008年度より設定が一部変更され、崇禅寺、柴島、山下、田中、のぼるがそれぞれ一学年上がり、活動停止処分を受けた柴島の代わりに一年の島田が正選手に抜擢された。ただしオカダは依然1年生として描かれており、名実ともにのぼるの後輩となった。この他のメンバーの所在は今のところ不明(2003年頃からすでに姿は消している)。
なお、初期(1999年から2000年)は全部で6人の弱小チームで、メンバーも現在とは全く違った。
野球部マネージャー
2006年中期まではのぼるのクラスの女子学級委員、同年末からは三宅(第三小の三宅と顔は同じだが別人)が務める。2008年に島田が多数の女子を引き連れて途中入部したことにより、現在は部員とほぼ同数のマネージャーが在籍する計算である。
富田月子(とだ つきこ)
のぼるのクラスに現れた転校生。手を長く伸ばして本棚の最上段の本をつかんだり、のぼるとキスをして生気を吸い取る、瞬間移動でのぼるの傘に入るなどの行動をしていた妖怪的キャラ。のぼるとは相思相愛の様子だが、出番が極端に少なく(初登場した2003年の内に姿を消し、再登場は2004年に4回、2009年に3回のみ)実情は不明。作中世界でも久々の登校という設定での再登場以降、のぼる以外のクラスメートには姿が見えなくなった。同作者により母の吉田先生との生活を描いた3ページほどの短編も発表されている。『COMICAL MYSTERY TOUR 4 長~いお別れ』に収録された『GOTH』(乙一著)のパロディ漫画に登場するキャラクターから発展した人物と言われている[要出典]。名前は尼子氏の本拠だった月山富田城から[14]

近所の人々

キクチババ
キクチくんの祖母。一見ぼけているようだが実は元気でしっかり者。口癖は「お昼ご飯はまだかいの」。打ち水の振りをして登校中の小学生に水をかけるなど子供っぽいところもある。しげとは仲が良く「しげちゃん」と呼ぶ。町内最高齢。駅前の路上で歌っていた吉川ロカの才能を認め、キクチ食堂を手伝うかわりに定休日に店でライブを開くことを許可した人物。
キクチさん
キクチくんの父。商店街に面した山田家向かって左側の隣でキクチ食堂を家族で経営している。頑固だが少し頼りなさげな性格。よくポチに食堂の残り物を与えている。『となりのやまだ君』と『ののちゃん』では家族構成が異なる(詳しくは「となりのやまだ君」との相違点を参照)。同作者の『大問題論』などで夫人と共に一般市民として登場することも多い。
中山さん
山田家向かって右側の隣人。温和で人柄が良い。よく板塀越しにやって来るポチに餌をやる。奥さんは病気がち。『となりのやまだ君』では厚い唇が特徴的なカラオケ好きで無神経なおじさんとして登場していた。
広岡先生
広岡医院の院長。ヤブ医者だと評判で常連の高齢層を除くと普段訪れる患者は少ない。風邪をひくと本人も他の病院で診察してもらうほどである。すぐ近所に繁盛している別の病院がある。弱小少年野球チーム「死神タイガース」を指導。医院の建物には趣があり、前の居住者は小説家だった。『がんばれ!!タブチくん』のヒロオカ監督こと広岡達朗を流用。
広岡先生の助手
待合室の案内や医院前の掃除を担当している。『文豪春秋』のお手伝いさんとは同一人物。
町内会長(ナベツネツネオ)
他の作品の渡邉恒雄のキャラクターを流用。町工場とディスカウント店の経営者。とても短気でよく腹を立てている。何にでも首をつっこまずにはおられず、道楽でワンマンマン(後述)などもやっている。空き地の横にある大きな家に住んでいて鯉と犬を飼っている。離れを改築したアパートには「鬼の一家」が住む。少年野球チーム「投売ジャイアンツ」を指導。人差し指を立ててグルグル回す動きをしながら(アニメではビュンビュン体操と言われる)「バカヤロー、バカヤロー」と連呼するのが特徴。餅つきの際も「バカヤロー、バカヤロー」と連呼しながら杵を振り下ろす。
年寄り連中(シルバー会)
しげの仲間。町内の掃除、見回りなどの奉仕活動、山登りなどのレクリエーション活動に励んでいる。なおシルバー会山野組といえば、武闘派で有名とのこと。

その他の登場人物

山田義男
たかしの兄。よくヒマを持て余しては孫のさっちゃんを連れて山田家に遊びにくる。母の生前は本家で農業をしていたが現在は娘夫婦の家で暮らしている。将棋は下手だがたかしとはいい勝負。パチンコも苦手。『となりのやまだ君』では定年退職したばかりの中高年でアパートを経営していた。『おじゃまんが山田くん』の山田よしおを流用。くす玉づくりの名人。これについては「船の進水式用に作っていた」とまつ子が説明した回がある[注釈 5]
吉川ロカ
ファド(ポルトガルの民俗歌謡)歌手を目指している女子高校生。キクチ食堂でアルバイトをしながら、定休日には店で友人や近所の住人を集めてライブを開いていた。高校の友達である柴島美乃とよく行動を共にしている。歌い手としての実力は高いが、シャイであるため音楽業界の人々と渡り合うのは苦手であり、美乃にいろいろと手伝ってもらっている。2012年3月24日掲載の第5217回では、デビューCDを宣伝する大きなポスターとして登場し、プロの歌手としてデビューしたことが明らかになった[注釈 6]。ただし、いしいは公式ウェブサイト「いしい商店」の中で、朝日新聞紙上でのロカの登場はこの回が最後であると表明した[1](なお、5700回(2013年7月~8月)にカメオ出演している。その後、6686話で復活。母校の学園祭でライブを開催したこともある)。いしいによるとロカのキャラクターは、全体としてはポルトガルのファド歌手であるマリーザ(en)、声質などのイメージはGARNET CROW中村由利がモデルである[15]。いしいは2022年8月に、彼女をメインとした作品集『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』を自費出版し、通信販売で頒布している[16]
柴島美乃
吉川ロカの友人で、のぼるの野球部の先輩である柴島センパイの姉。ロカの歌手活動を応援するため、マネージャーのような活動をしている。誰に対しても物怖じしない強気な性格。高校を二年ダブっている。名前の「美乃」は乃美宗勝からの「こじつけ」、容貌は畑中純の『まんだら屋の良太』のヒロイン・秋川月子の「パクリの失敗」とのこと[15]
さっちゃん(さちこ)
義男の孫娘で、いつもしかめっ面をしている幼女(2017年から、笑顔を見せるようになった)。ポチの尻尾を引っ張って遊ぶのが大好きで(ポチの尻尾を引っ張れなくて、泣いてしまった回がある)、当然ポチからは極度に嫌われている。周囲の者からはたびたび注意されているものの、一向にやめる気配は無い。ポチから直接噛まれることは無いが、たまに間接的な報復を受けている。
両親は仕事(どんぐりパン)で家を空けるため、昼は同居している祖父(義雄)が面倒を見ている。『となりのやまだ君』ほか多くの作品では田淵コースケの娘として登場。
ワンマンマン
町内会長のもう一つの顔。マントを翻して空を飛ぶが、行動パターンは町内会長の時とほとんど変わらず、あまり助けにならない。「バカヤロ!」が決めゼリフ。
もったいないオバケ
食事を残したりこぼしたり、ビールをティッシュで拭くと「もったいないもったいない」のセリフと共に現れる。「も」の字の地紋の着物を着ている。主に山田家に出現。
ゴキブリ
フリッツヘルメットを着用したドイツ軍人風ゴキブリ。山田家の食材を狙っているが中々成功しない。大抵は3匹で行動し、名前が分かっているのは「ハンス」「フランツ」「フェリックス」「隊長」。害虫に敏感なしげとまつ子に比べ、たかしからは無視されることが多い。初期は『となりのやまだ君』と同じく普通のゴキブリとして登場していた。
死神(不安くん)
まつ子の胸中に何か不安がよぎるとコマの片隅で踊り出す。そしてたいていまつ子のボケによってひっくりこける。
貧乏神
山田家に憑く貧乏神。傍に居られると暗い気持ちになるので嫌がられている。せこくて気弱。貧乏にする神というよりは貧乏くさい神様といったところである。
座敷童子
和服姿で一つ目の妖怪少年。傍にいると文字通り「いいこと」が「おこる」。
地底人
のの子が好きな架空のアニメキャラクター。地底から地上への侵略を狙うも毎回失敗してしまう、といった設定。のの子の自作小説(作文)として活躍が描かれている。グッズ展開もされている。元々は同作者の『地底人の逆襲』のキャラクター。TVアニメではセミレギュラーとして登場し、前半は主に山田一家に対するツッコミを担当し、後半は地上征服を目論んだ。
三宅さん(三宅やす子)
たかしが勤務する雑務課のOL。みみちゃんの従姉。『ノンキャリウーマン』『新ノンキャリウーマン』の三宅さんを流用。当初はたかしの唯一の部下で、比較的しっかりしていたが、次第に上記作品の要素が加わり、お茶ぶっかけを連発する破天荒キャラクターへ変わった。しっかり者の部分は、大西さんという先輩OLが加わって引き継がれている。
モリタ
たかしの後輩。よく一緒にゴルフに出かける。雑務課所属。
本家のおばあさん
たかしの母。迫真の怪談でのの子を恐怖に陥れるのが趣味だったが連載中に死去し、葬儀が営まれた[注釈 7]。夏には化けて出たり心霊現象を起こす。
おじいさん
しげの夫でまつ子の父親。連載開始時から故人。好物はおはぎ。応召経験あり。
ゴースト選手
ののちゃんが憧れている、身長190cmのサッカー選手。本名はニル・エジェン。どこかの国の代表DFをつとめており、いつの間にか背後にいることから「ゴースト」の異名を持つ。
マイちゃん
将棋センター常連の小学校1年生。のぼるを一応師と仰いでいるらしい。「トシは若くても将棋は重厚です!」と自称。のぼるに教わる内に癖まで似てきている。

となりのやまだ君時代の人々

キクチひろ子
キクチ家の長女。ペンネーム「近藤ひろ子」で少女漫画を連載していた。本編には登場しないが『となりのやまだ君』と同時期の番外作品『となりのキクチくん』『山田くんのとなり』に登場。『ののちゃん』には保健の先生、近藤ハルコとして登場。
キクチかん子
キクチ家の次女。のぼるの同級生だった。接客態度はいいが、普段は柄が悪い。なお、『ののちゃん』初期には一度だけキクチ君に姉の存在が示された。
田淵コースケ
山田家の親戚(しげの甥)で売れない小説家。妻(『ののちゃん』では田村夫人)と子供(『ののちゃん』ではさっちゃん)と団地暮らし。『文豪春秋』にも登場。
不動産屋
田淵一家に変な物件を売りつけようとしていた。『がんばれ!!タブチくん!!』のヤスダくんこと安田猛を流用。
社長
まつ子のパート先、OKK(製作所)の社長。いつも借金の算段に苦労している。発明好き。『ののちゃん』には校長先生として登場。
借金取り
OKKの借金を取り立てに来る柄の悪い男。凄みはあるが社長やまつ子には慣れっこになってしまっている。

  1. ^ 毎日掲載でないものとしては、1986年1月25日から朝日新聞の「ウイークエンド経済」欄(毎週土曜日)に連載した「経済外論」があった。また、地域限定の駅売り新聞として、1980年代の夕刊フジには断続的に作品を発表し、一時期は土曜日を除く(日曜は発行なし)毎日連載していた。
  2. ^ 読売・渡辺社長にケンカ売った?漫画、サンケイスポーツ、2001年1月29日(インターネットアーカイブのミラー)。この事情のゆえかは不明であるが、「ワンマンマン」頃のエピソードは発表から1年以上経ってようやく単行本が発売された。その後特に表面化した抗議などはなく、ワンマンマンは2010年代にも登場。近年はわがままなサンタクロース役が恒例化している
  3. ^ 5月11日は犠牲者168名、国鉄戦後五大事故に数えられる紫雲丸事故の発生した日でもある。
  4. ^ 連載開始以来の30年近くの間、努力しようとしたのは(自分から勉強しようとしたのは)10回と無い[要出典]
  5. ^ いしい自身の本家の伯父が進水式のくす玉作りを手がける大工だった(『[総特集]いしいひさいち』p115)。直接のモデルではないが、サッちゃんを連れて山田家を訪れる風景はこの伯父の姿とのこと。
  6. ^ 作品の中では、ポスターのすぐ下のベンチでまつ子とのの子がたこ焼きを食べながら、ポスターに気づかずにロカの話をしている場面が描かれている。
  7. ^ 悲しむのの子に「おばあさんはきっとたかしは天国に行ったと思うよ」と慰めている。
  8. ^ 玉野市中心市街地活性化協議会の「いしいひさいち部会」のウェブサイトに、いしい自筆の町の地図が掲載されているアーカイブされたコピー”. 2010年8月16日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年10月14日閲覧。
  9. ^ いしい自筆の地図ではこの駅は終着駅である。しかし、たまのの駅の隣の駅(該当回では「のたま駅」と表記)を「急行電車」が通過する回(2010年6月5日付)があり、作中では整合が取られていない。
  10. ^ 2部編成の話が挿入される場合もあり、その場合はサブタイトルの後ろに「その1」、「その2」が付く(第6話のみ「1」、「2」。58話のみサブタイトルの前に「続・」が付く)。






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