連鎖不平衡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 16:33 UTC 版)
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連鎖不平衡(れんさふへいこう、英語: linkage disequilibrium、略称:LD)とは生物の集団において、複数の遺伝子座の対立遺伝子または遺伝的マーカー(多型)の間にランダムでない相関が見られる、すなわちそれらの特定の組合せ(ハプロタイプ)の頻度が有意に高くなる集団遺伝学的な現象をいう。それらは一般には同じ染色体上にあって遺伝的連鎖をしているが、連鎖していても連鎖不平衡が見られない場合もあり、また別の染色体上で見られる場合もある。つまり遺伝的連鎖とは別の(連鎖している場合も含む)現象である。
概説
2つの遺伝子座に関する連鎖不平衡を考え、各対立遺伝子を変数I1 とI2 で表す。連鎖不平衡パラメータδ を次のように定義する:
連鎖不平衡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/13 05:14 UTC 版)
詳細は「連鎖不平衡」を参照 一般の生物の集団で特定の対立遺伝子の組合せが多く見出される例があり、これを集団遺伝学で連鎖不平衡という。これは基本的には連鎖による。連鎖が親から子への遺伝情報の伝達における現象を記述しているのに対し、連鎖不平衡はある集団を観察したときにみられる属性であるという点が異なっている。
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