嬰ニ短調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/12 04:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動|
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2012年3月)
|
| |
|
| 各言語での名称 | |
|---|---|
| 英語 | D sharp minor |
| 独語 | Dis-Moll |
| 仏語 | Ré dièse mineur |
| 伊語 | Re diesis minore |
| 中国語 | 升D小調 |
| 音階 | |
![]() は全音を、 は半音を示す。 |
|
| 関係調 | |
| 同主調 (I) | (変ホ長調) |
| 平行調 (III) | 嬰ヘ長調 |
| 属調 (Vm) | 嬰イ短調 |
| 属調平行調 (VII) | 嬰ハ長調 |
| 下属調 (IVm) | 嬰ト短調 |
| 下属調平行調 (VI) | ロ長調 |
| 前後の調と異名同音調 | |
| 異名同音調 | 変ホ短調 |
| 半音下の調 | ニ短調 |
| 半音上の調 | ホ短調 |
| 括弧内の調は異名同音調である変ホ短調の関係調である。 | |
嬰ニ短調(えいニたんちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、嬰ニ (D♯) 音を主音とする短調である。調号はシャープ6箇所 (F, C, G, D, A, E) である。
音階と和音
| 上行→下行 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 自然短音階 | D♯ | E♯ | F♯ | G♯ | A♯ | B | C♯ | D♯ | C♯ | B | A♯ | G♯ | F♯ | E♯ | D♯ |
| 和声的短音階 | D♯ | E♯ | F♯ | G♯ | A♯ | B | C |
D♯ | C |
B | A♯ | G♯ | F♯ | E♯ | D♯ |
| 旋律的短音階 | D♯ | E♯ | F♯ | G♯ | A♯ | B♯ | C |
D♯ | C♯ | B | A♯ | G♯ | F♯ | E♯ | D♯ |
赤マスは一般に臨時記号により表される。
和音は和声的短音階で考えたもの。
VII度音にダブルシャープが付くため、一般的にVIIの和音はV7 (A♯7) の、VII7の和音はV9 (A♯7(♭9)) の根音を省略した形とみなされる。
その他のコードネームも実際の楽譜では異名同音的に変えられることがある。
特徴
嬰ニ短調と変ホ短調は12平均律においては異名同音であり、かつ調号の使用も6箇所である。しかしながら普通は変ホ短調が使用されるのでほとんど使用されない。その理由は、変ホ短調ならば導音(第7音)がDナチュラルであるが、嬰ニ短調だと嬰ト短調(Fダブルシャープ)と同じくCダブルシャープを使わなければならないため、記譜上は重嬰・重変の臨時記号の使用を可能な限り避けるのが通例であるからである。ただし、嬰ヘ短調や嬰ヘ長調への転調がある場合や、嬰ハ短調からの転調がある場合は、この限りではない。
嬰ニ短調(変ホ短調)の下属調については、変イ短調で書くと調号が♭7箇所を必要とする〈B, E, A, D, G, C, F〉ので、導音がFダブルシャープではあるが、調号の少ない嬰ト短調〈♯5箇所: F, C, G, D, A〉で記譜することが多い。
嬰ニ短調の曲の例
Category:嬰ニ短調を参照。
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
嬰ニ短調と同じ種類の言葉
- 嬰ニ短調のページへのリンク



