プロポーショニングバルブ
制動時の車輪ロックを防止するために、ホイールシリンダーに作用させる液圧を減圧する液圧制御バルブの一種である。プロポーショニングバルブは、作動開始点以上の入力液圧に対して、後輪側の出力液圧を一定の比率で小さくするバルブで、液圧制御バルブの原点である。前後輸の荷重配分があまり変化しない乗用車などに使用する。失陥時のバイパスや、減速度感知、減圧比率の段階的変更などの機能を兼ね備えたものもある。後輪荷重変化の大きいトラックには、ロードセンシングバルブを使用する。最近はブレーキアシストやEBDなどABSと協調して作動する機能も加えられている。
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