ピングー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 09:21 UTC 版)
『ピングー』(Pingu)はスイス発祥のクレイアニメであり、南極に住むコウテイペンギンの「ピングー」とその家族を描いている。 本作は、登場キャラクターが特定の言語ではなく、「ピングー語」[注釈 1]という視聴者にはわからない言語で会話していることを特徴[注釈 2][注釈 3]としており、登場キャラクターの声は、すべてカルロ・ボノーミ(イタリアの俳優)によるものである。 キャラクターはすべて発泡スチロール製の芯の上に色粘土のパーツを組み合わせた人形であり、これらの人形をストップモーション・アニメーションの手法で撮影し、映像を製作していた。
注釈
- ^ 台詞の一部に英語が混ざっている場合がある。また、アルファベットの書かれた看板や黒板が登場したこともある。
- ^ グッドマンから制作を引き継いだ甲藤征史は、朝日新聞の荒ちひろとのインタビューの中で、本作に限らず、子ども向け作品においては視聴者に理解できない言語が用いられるのはよくあることだとしている[1]。
- ^ 大阪大学教育学年報. 4に掲載された論文「幼児の映像視聴能力に関する研究-クレイアニメーション『ピングー』を題材として」によると、本作の制作国であるスイスでは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語という4つの言語が話されており、自国内はもちろんのこと、世界中のどの言語を話す視聴者でも理解可能な言葉として「ピングー語」が作られたとされており、[2]。
- ^ 突発的に不定期な放送をすることもある
- ^ 設定はホウレンソウだが、海藻という説もある[誰?]。
- ^ 関連書籍によってはグリーンペンギンと表記されることもある[6]。
出典
- ^ a b c d e f 荒ちひろ (2022年12月4日). “ピングーが世界中で愛されるわけ”. 朝日新聞GLOBE: p. G3
- ^ 田口真奈「幼児の映像視聴能力に関する研究-クレイアニメー ション『ピングー』を題材として」『大阪大学教育学年報』第4号、1999年3月、57-71頁、hdl:11094/11443。
- ^ a b c 「懐かしいピングー」甲藤征史[要文献特定詳細情報]
- ^ ピングー 世界で一番元気なペンギン(メディア芸術データベース、2024年7月10日閲覧)
- ^ ピングー公式サイト・ピングーの歴史
- ^ 『E-MOOKピングー』宝島社、p. 15
- ^ Music- & Soundfiles / Musik- & Sounddateien
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