公差外
材料や工作物が狙いの性能を発揮するために必要で、許容し得る品質(長さ、重量、組成など)の範囲(公差)を超えている場合、これを公差外、公差外れ、あるいは単に不良品であるという。公差は物理量の大きさとして最大値と最小値の幅で示す。不良品を出すと後工程に大きな混乱を与えるだけではなく、そのまま市場に出れば大きな問題を起こしかねない。一般的には要求する公差が大きいほど材料、設備、生産管理も楽になりコストも下がる。求められる性能、重量、コストなど相反することもあるから、設計段階でどこまで公差が広げられるかを十分に検討することが必要である。
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