姿勢公差
測定物の寸法や形状などを測定する場合に、測定物を幾何学的に正しい姿勢で測定器(定盤など)に設定するのが理想であるが、現実にはある程度の姿勢偏差をもったバラツキが発生する。また、測定器の端子(測定ヘッド)が測定物の計測部位に的確に対応するとはかぎらず、この点でもあるバラツキが発生する。これらのバラツキ(姿勢偏差)を理想状態に対してどの程度許容してよいかの幾何公差を姿勢公差という。この公差内であれば測定誤差は別として、基本的な測定作業が許容されると考えてよい。
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