native PAGE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:20 UTC 版)
「ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の記事における「native PAGE」の解説
native PAGEは、ポリアクリルアミドゲル電気泳動 (PAGE) の一種で、変性したタンパク質を還元してから泳動するSDS-PAGEと異なり、未変性のまま泳動するものをさす。タンパク質の等電点、分子量の他に、高次構造や複合体形成の影響で泳動が変化するため、目的のタンパク質のバンドがどこに出るか予測するのは難しい。塩基性のタンパク質は陰極側に泳動してしまうので注意を要する。変法にはBlue Native PAGE (BN-PAGE) があるが、これはクマシーブリリアントブルー色素を用いて、タンパク質を未変性のまま負に帯電させて泳動するもの。 しかし3%のPAGE法でリポ蛋白質を分離分析する方法は、バンドの種類等が同定され、臨床検査として普及している。(参考文献 y.Bando et al:Diabetes research and Clinical practice 111,2016,66-73 )
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