ライナー・ケーシング
読み方: らいなー けーしんぐ
【英】: liner casing
【英】: liner casing
その頭部が地下にある(つまり地上まで伸びていない)ケーシング・ストリングの総称である。 ライナー・ケーシングにはプロダクション・ライナー・ケーシングとドリリング・ライナー・ケーシングとがある。前者の場合ライナーはオイル・ストリングとして使われ、産出層から次のストリング(ライナー・ケーシングの上方外側のケーシング)内の適当な位置まで伸びている。ドリリング・ライナー・ケーシングはその下をさらに掘削しようとする場合に使われるライナーで、地上から目的深度までの全長にわたってケーシングを下げようとすると、ケーシング重量がリグのつり能力を超えるようになる場合などに使用される。ライナー・ケーシングで孔{あな}の開けられていないのを盲{めくら}ライナー・ケーシング(blank liner)、あなの開いているライナーをパーフォレーテッド・ライナー・ケーシング(perforated liner)といい、井戸に降入後あなが開けられたものと、降入前にあなが切り込まれたものとがある。後者には細長いあなが開けられたものが多く、スロッテッド・ライナー (slotted liner)またはスリッテッド・ライナー(slitted liner)と呼ばれる。このスリッテッド・ライナーに地層から砂粒などが井戸に入ってくるのを防止するように、棕櫚{しゅろ}の木の皮などをワイヤーなどでしっかり巻き、篩{ふるい}のような効果を持たせるようにしたものを特にスクリーン・ライナー(screen liner)と呼ぶ。(→ライナー・ハンガー) |
ライナーケーシング Liner Casing
- liner casingのページへのリンク