gpg4winとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > gpg4winの意味・解説 

Gpg4win

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/22 07:43 UTC 版)

Gpg4win
開発元 Intevation GmbH及び、g10 Code GmbH (Web サイトの保守は The Gpg4win Initiative メンバー)
最新版 4.4.0 (GnuPG 2.4.7 同梱) - 2024年11月28日 (2か月前) (2024-11-28)[1] [±]
最新評価版 5.0.0-beta51(GnuPG 2.5.3 同梱) - 2025年1月14日 (39日前) (2025-01-14)[2] [±]
リポジトリ
対応OS Windows
種別 暗号化ソフトウェア
ライセンス GNU GPLおよび他の自由ソフトウェアライセンス
公式サイト www.gpg4win.org
テンプレートを表示

Gpg4winは、公開鍵暗号 (OpenPGPS/MIME)に基づく電子メールファイルの暗号化・署名のためのソフトウェアのインストールパッケージである。ドイツBSIが開発を支援している[3][4]。Gpg4winそのものとそのすべてのツールはFLOSSである。

Gpg4winの目的は、暗号化ソフトウェアであるGNU Privacy Guard (GnuPG) と関連するツール、文書のMicrosoft Windows向けのインストーラを提供することである(GnuPGの配布元であるgnupg.orgでは、ソースコードのみを提供しておりWindows向けのバイナリは提供していない)。特に、マニュアルである Gpg4win for Novices はドイツ語版をオリジナルとする翻訳として始まり、Gpg4winの一部として維持されている。パッケージには、他にもドイツ語のドキュメントが同梱されている。

ビルドシステムである"Gpg4win-Builder"は、更新された、あるいはカスタムされたコンポーネントからgpg4win.exeを容易に作成することができるようになっている。Debian上で動作が検証され、他の環境でも同様に動作する。ほとんどのツールはクロスコンパイラによってWindows向けのバイナリが作成される。

Gpg4winに同梱されているコンポーネント

  • ソフトウェア
    • GnuPG: Gpg4winの中核であり、暗号化・署名を受け持つツール
    • Kleopatra: OpenPGPとX.509 (S/MIME)のための証明書マネージャ (KDE) と、暗号化に関する共通のダイアログ
    • GPA: OpenPGPとX.509 (S/MIME)のためのもう一つの証明書マネージャ (GNU)
    • GpgOL: Microsoft Outlook 2003、2007向けのプラグイン(電子メールの暗号化・署名)
    • GpgEX: Windows Explorer向けのプラグイン(ファイルの暗号化・署名)
  • ドキュメント
    • Gpg4win Compendium: Gpg4winに関するドキュメント(ドイツ語および英語)

脚注

  1. ^ Werber Koch (2024年11月28日). “[Announce] GnuPG 2.4.7 and Gpg4win 4.4.0 released”. 2025年2月22日閲覧。
  2. ^ [Announce] GnuPG 2.5.3 released” (2025年1月14日). 2025年2月22日閲覧。
  3. ^ Gpg4win – Sichere E-Mail- und Datei-Verschlüsselung” (ドイツ語). Bundesamt für Sicherheit in der Informationstechnik. 2013年6月1日閲覧。
  4. ^ About Gpg4win” (英語). The Gpg4win Initiative. 2013年6月1日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「gpg4win」の関連用語

gpg4winのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



gpg4winのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのGpg4win (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS