e-EVN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/15 02:52 UTC 版)
「ヨーロッパVLBIネットワーク」の記事における「e-EVN」の解説
2004年から、各望遠鏡を光ファイバーで直接結ぶe-VLBIと呼ばれる手法がEVNにも取り入れられ始めた。従来のVLBIでは各望遠鏡で磁気テープやハードディスクに記録されたデータを持ち寄って相関処理する必要があったが、e-VLBIではデータは光ファイバーを通じて即座に相関処理にかけられる。このため、X線連星のフレアや超新星爆発、ガンマ線バーストなどの突発天体の観測に威力を発揮する。EXPReSは、国内の研究用光ファイバーネットワークとヨーロッパ全域にわたる研究用ネットワーク回線GÉANT2を用いて、6大陸にある16台の高感度電波望遠鏡とJIVEにあるEVNデータ処理施設をギガビット回線で結ぶ。既にあるネットワークを増強し、相関器もこの16台の望遠鏡が取得したデータを1Gbit/sの速度で処理できるように改良する計画である。
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