励磁電流
化学的エネルギーを利用する燃料電池が生まれつつあるが、まだ小規模である。電力として利用できるのは機械的エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機で、磁界のなかでコイルを回転させることによって電力を発生させるが、小型の場合を除いて界磁用の大きな磁石を得るのは難しく、発電量も制限される。そのため鉄心にコイルを巻き、ほかの直流電源から電流を得てこの鉄心を磁石として用いる。これを励磁といい、この励磁に使用する電流を励磁電流という。駆動力の伝達と遮断を行うクラッチ、鉄製部品の吸着と分離を行うチャック、大出力スピーカー磁極などに電流励磁を利用するものがある。
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