ZnSの発光と伝導
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:10 UTC 版)
予め紫外線を照射した極低温の硫化亜鉛(ZnS)結晶に電界を加え、赤外線を照射すると、ZnS結晶が光(ルミネセンス)を発すると同時にZnS結晶中に電流が流れることを初めて明らかにした。発光量と電流量の諸特性(赤外線特性、温度特性、過渡・減衰特性)がほぼ一致することから、発光と電流は同一不純物センターに起因していることがわかった。さらに、不純物センターが浅いエネルギー準位(0.033 eV)、中間のエネルギー準位(0.25〜0.42 eV)、深いエネルギー準位(0.84〜2.15 eV)に存在していることも明らかにした。
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