Z粒子とは? わかりやすく解説

ゼット‐りゅうし〔‐リフシ〕【Z粒子】

読み方:ぜっとりゅうし

Zボソン


ウィークボソン

(Z粒子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 14:41 UTC 版)

Wボソン
ウィークボソンの関わるベータ崩壊
組成 素粒子
グループ ゲージ粒子
相互作用 弱い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用
反粒子 Wボソン
理論化 ジュリアン・シュウィンガー
発見 CERN(1983年)
記号 W±
 
質量 80.385±0.015 GeV/c2[1]
電荷 ±e
スピン 1
テンプレートを表示
Zボソン
組成 素粒子
グループ ゲージ粒子
相互作用 弱い相互作用
重力相互作用
反粒子 Zボソン
理論化 シェルドン・グラショースティーヴン・ワインバーグアブドゥッサラーム
発見 CERN(1983年)
記号 Z
質量 91.1876±0.0021 GeV/c2[2]
電荷 0
スピン 1
テンプレートを表示

ウィークボソン: weak boson)は素粒子物理学において、弱い相互作用を媒介する素粒子である。弱ボソンとも言う。 ウィークボソンはスピン1のベクトルボソンで、WボソンZボソンの二種類が存在する。いずれも大質量という特徴があり陽子質量に対してWボソンは約80倍、Zボソンは約90倍であり、このためごく短時間のうちに別の粒子に崩壊する。Wボソンは電荷 ±1 (W+,W)をもち、W+とWは互いに反粒子の関係にある。 Zボソンは電荷 0 で、反粒子はおなじZボソンである。

1968年に理論で存在が予言され、1983年に欧州合同原子核研究所にてその存在が確認された[3]

概要

弱い相互作用ベータ崩壊に代表される、粒子の種類を変える相互作用である。

一覧

  • カテゴリ
  • 粒子発見の年表


  • 英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
    英語⇒日本語日本語⇒英語
      

    辞書ショートカット

    すべての辞書の索引

    「Z粒子」の関連用語

    Z粒子のお隣キーワード
    検索ランキング

       

    英語⇒日本語
    日本語⇒英語
       



    Z粒子のページの著作権
    Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

       
    デジタル大辞泉デジタル大辞泉
    (C)Shogakukan Inc.
    株式会社 小学館
    ウィキペディアウィキペディア
    All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
    この記事は、ウィキペディアのウィークボソン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

    ©2025 GRAS Group, Inc.RSS