X-8 (ロケット)とは? わかりやすく解説

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X-8 (ロケット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/22 17:44 UTC 版)

エアロジェット・ジェネラル X-8

エアロジェット・ジェネラル X-8 (Aerojet General X-8) はアメリカ合衆国の開発した観測ロケットエアロジェット社が開発し、初打ち上げは1947年11月24日。分類上はXナンバーが与えられている。

アメリカ空軍向けの高層大気観測用ロケットとして開発された。単段式液体燃料ロケットであり、固体ロケットブースタを付加して用いられた。姿勢制御はスピン安定法をとる。機体の尾部には3枚のアルミニウム製安定翼を設けられている。先端部の観測機器ペイロードは約70kg。発射時は87度の角度に立てられた発射レールを用いる。

X-8としての生産数は108基。搭載エンジンが異なるサブタイプがあり、X-8:68機、X-8A:34機、X-8B:1機、X-8C:2機、X-8D:3機となっている。X-8は観測ロケット・エアロビーに発展し、この派生型は1985年までに1,000基以上が打ち上げられた。

要目

  • 全長:6.16m
  • 胴体直径:0.38m
  • 全幅:1.6m
  • 自重:61kg
  • 全備重量:498kg
  • エンジン:液体ロケットエンジン(推力 1.2t 燃焼時間40秒)
ブースター:固体ロケット(推力 8.2t 燃焼時間2.5秒)
  • 最大速度:マッハ6
  • 最大到達高度:約222km

脚注

  1. ^ 「Xプレーンズ」,世界の傑作機No67,文林堂 ISBN 978-4893190642
  2. ^ Aerojet General RM-84/PWN-2 Aerobee-Hi (and earlier Aerobee variants)

参考文献

  • 「Xプレーンズ」,世界の傑作機No67,文林堂 ISBN 978-4893190642
  • 航空ファン別冊 No.32 アメリカ軍用機1945~1986 空軍編 文林堂 雑誌コード 03344-8 1986年

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