Wpa_supplicantとは? わかりやすく解説

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wpa_supplicant

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/14 15:12 UTC 版)

wpa_supplicant
開発元 ヨウニ・マリネンとその他の開発者
初版 2003年4月5日 (21年前) (2003-04-05)
最新版
2.11[1]  / 2024年7月20日 (5か月前)
リポジトリ
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 開発中
種別 無線LANツール
ライセンス BSDライセンス
公式サイト Linux WPA Supplicant
テンプレートを表示

wpa_supplicantは、LinuxFreeBSDNetBSDQNXAROSMicrosoft WindowsSolarisOS/2Haiku向けのIEEE 802.11iサプリカント自由ソフトウェア実装である。完全なWPA2サプリカントであり、WPAと古い無線LANセキュリティプロトコルも実装されている。

機能

以下の機能を備えている。

  • WPAと完全なIEEE 802.11i・RSN (Robust Security Network)・WPA2
  • WPA-PSKとWPA2-PSK (パーソナルモード、事前共有鍵)
  • EAP付きWPA (エンタープライズモード、RADIUS認証)
  • CCMPTKIPWEP (104/128ビットと40/64ビットの両方) の鍵の管理
  • RSN:PMKSAキャッシュ、事前認証
  • IEEE 802.11r
  • IEEE 802.11w
  • WPS (Wi-Fi Protected Setup)

wpa_supplicantには実行中のサプリカントと対話型でやり取りするためのGUIフロントエンドコマンドラインインタフェースが含まれている。これらのインタフェースから現在有効なネットワークを確認し、認証に必要な情報 (ユーザー名やパスワード) を入力することで、それ以降は自動で再接続が可能となる[2]

GUIフロントエンドはQtを利用して構築されている。

wpa_supplicantはEAPの複数の認証方式を認証することができる[2]

KRACK

wpa_supplicantはKRACKの影響を特に受けやすく、オールゼロのPTK (Pairwise Transient Key) を再インストール可能な脆弱性が存在し、中間者攻撃によってWPA2による保護を無効化することができる[3]。現在はセキュリティパッチによってこの脆弱性は修正されている。

脚注

  1. ^ "hostapd/wpa_supplicant - new release v2.11"; 閲覧日: 2024年7月23日; 出版日: 2024年7月20日.
  2. ^ a b Linux WPA/WPA2/IEEE 802.1X Supplicant”. 2018年7月13日閲覧。
  3. ^ KRACK Attacks: Breaking WPA2”. 2018年7月13日閲覧。

関連項目

外部リンク




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