おおかみこどもの雨と雪
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『おおかみこどもの雨と雪』(おおかみこどものあめとゆき)は、スタジオ地図制作の日本のアニメーション映画。
注釈
- ^ なぜ避妊しなかったのかは作中で一切語られない。このような感想を後に聞かされたプロデューサーの渡邊隆史は、「最初聞いたときは驚きもしたけど、でもそれが10代-20代前半のリアルかもしれないなとも思ったんです。学生で、生活もままならない中で子どもをつくったら大変なのは決まっているじゃないかと。つまりその子たちは『子どもが生まれてしまって苦労する話』として見たわけです。」と述べた。 渡辺由美子の「誰がためにアニメは生まれる」第30回 たとえアニメといえども、現実と無縁ではいられない 2021年6月12日閲覧。
- ^ 死因は不明。
- ^ 雨には人間としての戸籍があるため、行方不明扱いになるはずだが、そのことについては作中では一切触れられない。
- ^ それこそ、父の葬式の時も辛さを忘れるために笑っていたとのこと(そして親戚に「不謹慎だ」と怒られたという)。
- ^ モデルは一橋大学。現実の一橋大学にも社会学部社会学科が実在する。
- ^ 作中ではクリーニング屋で働く描写がある。
- ^ 自然観察員補佐の応募時に提出した履歴書には「中退」と記載されている。そのため、移住する際に中退したと考えられる。
- ^ 運転免許に記載。
- ^ 雪いわく、(作中での)文献では約100年前に絶滅していたとのこと。
- ^ 身体の周りには雉か何らかの鳥の羽があったことから、それらを捕獲しようとしていた様子。なお、死因は不明。
- ^ ただし、天童は「ずる」と言いながらも、雨に対し「何時でも来たら良いよ」と言っている。
- ^ 「先生」の行方について話の中では明らかにされていないが、花が雨を探しに山へ入っていったとき、「先生」が棲んでいた大木のあたりに何もいなかったことや、雨が家へ帰ることをせず、山へ入っていったことから、死んでしまったと思われる。
- ^ 同時に、おおかみとして生きる雨と対立するきっかけも作っているが、雨が学校に来なくなった直後に転校してきたため、彼女の弟に雨がいた事を知らない。
- ^ 「韮崎」という苗字は、演じた菅原が山梨県韮崎市で農業を営んでいたことに因み、キャラクターデザインも菅原を模した顔つきになっている。
- ^ 2014年に亡くなった菅原の遺作となった[9]。
出典
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- ^ 専門のスタイリストである伊賀がキャラクターに合わせた実物の衣装をスタイリングし、それをアニメ化するという珍しい手法が取られている。伊賀のプロフィール、コラムを参照。映画「おおかみこどもの雨と雪」- スタッフ、2012年7月22日参照。
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- ^ おおかみこどもの雨と雪 : 公開30日で観客動員数が240万人を突破まんたんウェブ
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- ^ 映画『おおかみこどもの雨と雪』細田守(監督・脚本・原作)インタビュー 前編(アニメ!アニメ!)
- ^ 細田守監督最新作『おおかみこどもの雨と雪』監督直撃インタビュー(ファミ通.com)
- ^ “細田 守「宮崎駿になりたくてアニメをやってるわけじゃない!」”. 週プレNEWS. ドワンゴ (2012年7月28日). 2022年8月17日閲覧。
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- ^ 『花の家 来場者10万人 「おおかみこども」モデル 上市の古民家』北日本新聞 2022年7月10日18面
- ^ 鈴木敏夫のジブリ汗まみれ『おおかみこどもの雨と雪、ポスト宮崎駿の誕生か?』,2012年10月5日配信
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- ^ 吉田広明「読む、映画『おおかみこどもの雨と雪』」『キネマ旬報』第1619号(通巻2433号)、キネマ旬報社、2012年8月、85頁。
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- ^ 第3回ロケーションジャパン大賞に「おおかみこどもの雨と雪」が! - 富山県ロケーションオフィス - 富山県観光・地域振興局観光課
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- ^ 日本プロフェッショナル大賞公式サイト - 第22回日本映画プロフェッショナル大賞ベスト10
- ^ “「おおかみこどもの雨と雪」ヤンエーでコミカライズが開始”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2012年4月4日). 2021年10月25日閲覧。
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