「すずらん」(“Suzuran”)
日本の支援によりロシアで建設された、浮体構造型の低レベル液体放射性廃棄物処理施設(Floating Facility toProcess Low-Level Radioactive Liquid Waste)。1993年、ロシアによる放射性廃棄物の日本海への投棄が明らかになったことを受け、これを防止するため、日露非核化協力の最初の事業として1996年に建設が開始され、2001年にロシア側へ供与された。現在、ロシア極東ウラジオストク近郊のボリショイ・カーメニ市にあるズヴェズダ造船所に係留され、退役原子力潜水艦解体により生じる液体放射性廃棄物の処理を行っている。処理能力は年間7000立方メートルで、現在極東に貯蔵されている液体放射性廃棄物(約5000立方メートル)に加え、将来極東において予想される原子力潜水艦の解体によって生じる液体放射性廃棄物(原潜1隻あたり約300立方メートル)を処理するために十分な能力を有している。
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