シンプソン湾とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シンプソン湾の意味・解説 

シンプソン湾

(Simpson Harbour から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/01 15:20 UTC 版)

シンプソン湾
小湾/泊地
シンプソン湾に停泊するアメリカ海軍の艦船「マーシー (USNS Mercy)」。
シンプソン湾
座標: 南緯4度13分 東経152度10分 / 南緯4.217度 東経152.167度 / -4.217; 152.167座標: 南緯4度13分 東経152度10分 / 南緯4.217度 東経152.167度 / -4.217; 152.167
パプアニューギニア
郡区 ラバウル
命名 Cortland Simpson
等時帯 オーストラリア東部標準時 (AEST)UTC+10
シンプソン湾に停泊する、戦後の復員船として使用されていた空母葛城

シンプソン湾(シンプソンわん、Simpson Harbour)は、ニューブリテン島の北端にあるガゼル半島英語版ブランチェ湾英語版内に位置する泊地に適した小湾。名称は、1872年イギリス海軍ブランチェ英語版の艦長としてこの湾一帯を測量調査したコートランド・シンプソン (Cortland Simpson) 海軍大佐にちなんで名付けられたものである[1]。かつては、ラバウルの首府が海岸部に置かれていた。

この小湾は、ラバウル・カルデラ英語版という巨大なカルデラが沈水したものである。このため、付近には多数の火山が存在している。

歴史

第二次世界大戦中、オーストラリア海陸軍遠征部隊英語版は、シンプソン湾に侵攻し、ラバウルを奪取した。

第二次世界大戦中、大日本帝国はこの湾を重要な海軍の拠点としていた。連合国側の空襲によって、およそ65隻の艦船が湾内に沈められた。

ニューギニア島ニューブリテン島ソロモン諸島方面における日本軍の降伏は、1945年9月6日に、イギリス海軍空母グローリーの艦上で調印された。日本軍を代表したのは、第8方面軍司令官の今村均陸軍大将と、南東方面艦隊司令官の草鹿任一海軍中将であった。

脚注

  1. ^ Rottman, Gordon L. (2001). World War II Pacific Island Guide: A Geo-Military Study. Santa Barbara, CA.: Greenwood Press. p. 172. ISBN 0-313-31395-4. 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シンプソン湾」の関連用語

シンプソン湾のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シンプソン湾のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシンプソン湾 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS