RBCCの原理と理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 06:02 UTC 版)
「複合サイクルエンジン」の記事における「RBCCの原理と理論」の解説
ここではJAXAの構想するスペースプレーンを例に説明する。 スペースプレーンに搭載されるエンジンは、ロケットエンジンをベースとする4種(通常のエジェクタージェットエンジン・ラムジェットエンジン・スクラムジェットエンジン・ロケットエンジン)の4モードで構成される。具体的な運用例を示すと マッハ1までの加速には、エジェクタージェットモードを使用する。 マッハ1以降からは、ラムジェットエンジンでも十分な加速が得られるため、ラムジェットモードを使用する。 さらにマッハ5以降からの極超音速域に到達すると、スクラムジェットモードになり、さらに強大な加速を得る。 大気圏を離脱すると、もちろんのこと酸素はなくなるため、完全なロケットモードに移行される。 このように、複数のエンジンを組み合わせられて作られたのが複合サイクルエンジンである。
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