リチャード・ノース・パタースンとは? わかりやすく解説

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リチャード・ノース・パタースン

(R・N・パターソン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/21 15:26 UTC 版)

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リチャード・ノース・パタースン(Richard North Patterson、1947年2月22日 - )は、アメリカ合衆国推理小説家

専業作家となる以前には弁護士であったことから、作品中にもその経験や思想が反映されている。

略歴

カリフォルニア州バークレーで会社重役と主婦との長男として出生。幼児期に両親に連れられオハイオ州クリーブランド郊外のベイ・ヴィレッジに移り住み、1964年に地元のベイ・ハイスクールを卒業。1968年にオハイオ・ウェスリアン大学を経て、1971年にケース・ウェスタン・リザーブ大学ロー・スクールを卒業。

弁護士として、オハイオ州司法次官補として仕えた後、州のいくつかの主要法律事務所のパートナーを勤める。 また、証券取引委員会のためにウォーターゲート特別検察官との連絡交渉役にも就いた。のち、パートナーと共同でアラバマ法律事務所を設立。

29歳になるまで執筆はしなかったが、短編作品(タイトルなど不明)を「アトランティック・マンスリー」に発表した後、 アラバマ大学バーミングハム校の創作コース(指導:ジェシー・ヒル・フォード)の履修課題として、最初のサスペンス長編 " The Lasko Tangent "(邦題『ラスコの死角』)を手掛ける。 一旦これが完成すると出版社を見つけ、この小説は1980年度の米国探偵小説家協会(MWA)処女長編部門におけるエドガー賞を獲得、「ロス・マクドナルドを継ぐ」とも絶賛された。

1993年、46歳で弁護士業務から撤退する以前に、既に3冊の小説を出版しており、以降も国際的なベストセラーを含む多くの作品を書いている。

作品リスト

  • The Lasko Tangent” (1979) 『ラスコの死角』(小林宏明 訳:ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • The Outside Man” (1981)『アウトサイド・マン』(小林宏明 訳:ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • Escape The Night” (1983)『ケアリ家の黒い遺産』(大西央士 訳:扶桑社ミステリー)
  • Private Screening” (1985)『サイレント・スクリーン』(田村義進 訳:扶桑社ミステリー)
  • Degree of Guilt” (1992)『罪の段階(上・下)』(東江一紀 訳:新潮文庫)
  • Eyes of a Child” (1994)『子供の眼(上・下)』(東江一紀 訳:新潮文庫)
  • The Final Judgment (Caroline Masters)” (1995)『最後の審判(上・下)』(東江一紀 訳:新潮文庫)
  • Silent Witness” (1997)『サイレント・ゲーム(上・下)』(後藤由季子 訳:新潮文庫)
  • No Safe Place” (1998)
  • Dark Lady” (1999)『ダーク・レディ(上・下)』(東江一紀 訳:新潮文庫)
  • Protect and Defend” (2000)
  • Balance of Power” (2003)
  • Conviction” (2005)
  • Exile” (2007)
  • The Race” (2007)『野望への階段』(東江一紀 訳:新潮社)
  • Eclipse” (2009)
  • The Spire” (2009)
  • In the name of Honor” (2010)

受賞歴

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