Perth Heatとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Perth Heatの意味・解説 

パース・ヒート

(Perth Heat から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/16 18:11 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
パース・ヒート
創設年度 1989年
所属リーグ

オーストラリアン・ベースボールリーグ

歴代チーム名
  • パース・ヒート (1989 - )
本拠地
バーバガロ・ボールパーク
フランチャイズの遍歴
永久欠番
獲得タイトル
リーグ年間優勝(2回)
シリーズ優勝(4回)
リーグ優勝(2回)
成績(タイトル以外)
アジアシリーズ出場(2回)(太字は優勝、斜体は準優勝)
シリーズ出場(5回)(太字は勝利した年)
プレーオフ(5回)(太字は勝利した年)
球団組織
監督 アンドリュー・カイル

パース・ヒート英語: Perth Heat)は、オーストラリアン・ベースボールリーグに加盟している野球チーム。本拠地は、オーストラリア西オーストラリア州パース

歴史

1989年創設。現在ABLに加盟する6球団の内、1989年から1999年まで存在した旧オーストラリアン・ベースボールリーグ(旧ABL)時代より国内プロリーグ参加している唯一のチームである[注釈 1]

パース保護地域とし、現在はABLによって直接運営されている。

旧ABL時代

旧ABLが初めて開幕した1989-90シーズンにおいて、1989年10月27日に本拠地パーリー・フィールドで行われたアデレード・ジャイアンツとの開幕戦がABL最初の公式試合であり、これはチームのみならずオーストラリアにおけるプロ野球興行しても初の公式戦である[1]。このシーズンは最終的に参加8チーム中4位の成績でリーグ戦を終えた。

1990-91シーズンにプレーオフ突破の末ダイキョー・ドルフィンズをチャンピオンシップシリーズで破り、チーム初のタイトルを獲得した。 続く1991-92シーズンにもチャンピオンシップシリーズに進出、前年と同じくドルフィンズとの対戦カードとなったが1勝3敗の結果に終わり、4試合で計41失点を喫し大爆発したドルフィンズ打線の前に敗れた。 1992-93シーズンもチャンピオンシップシリーズへと進出したが、プレーオフを勝ち上がったメルボルン・モナークスに敗れ、この年もABLチャンピオン奪還を逃した。

1993-94シーズンはプレーオフに進むも初めてセミファイナルシリーズで敗退、翌1994-95シーズンは一年ぶりにチャンピオンシップシリーズへと進んだが、ウェバリー・レッズに敗れた。 しかしこの年、シリーズでは敗れたもののリーグ戦は好調であり、スコット・メトカルフがヒートの選手として初めてリーグMVPに選出された。

1996-97シーズンのチャンピオンシップシリーズでブリスベン・バンディッツを破り、5年ぶりとなるABLチャンピオン奪還を果たした。 翌年以降成績は低迷し、1997-98シーズンのリーグ戦で5位となりプレーオフ進出を逃すと、旧ABL最終年となった翌1998-99シーズンのリーグ戦では大きく負け越し最下位に沈んだ。

旧ABLが買収により消滅し、その後継リーグとして発足したインターナショナル・ベースボール・リーグ・オブ・オーストラリア(IBLA)には参戦せず、また旧ABL以前に存在した国内アマチュアリーグクラクストン・シールド英語版もABL/IBLAに統合する形で休止されていたため、1999年でチームとしての表立った活動は一旦途切れる事となった。 新興球団でありながら旧ABLにおいては上位常連球団であり、経営難にあったリーグにおいて成功した球団の一つであった。

クラクストン・シールド時代

旧ABLの後を受け開幕したIBLAであったが、こちらも資金難により短期間で消滅し、豪州国内からプロリーグが無くなった。 それに伴い、2003年より州対抗アマチュアリーグクラクストン・シールドが再開される事となった。当初は不参加であったが、2007年より西オーストラリア州のチームとしてこれに加盟、以降2010年まで参加した。

参加初年度の2007年はリーグ戦全敗という結果で最下位でシーズンを終えるも、翌2008シーズン、初戦を大敗で落としたもののチームは徐々に持ち直し、最終的に接戦ながら地区リーグ、優勝決定戦を勝ち抜き、初めてクラクストン・シールドのタイトルを獲得した。 2009年も前年の勢いのままに地区リーグと優勝決定戦を制し、完全優勝を果たした。

クラクストン・シールドは現ABL発足に伴い2010年に休止される事となり、2018年現在最後の開催となった2010シーズンはリーグ戦4位に終わった。

ABL時代

2010年に新プロリーグとして現在のオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)が発足した。チームは初年度より加盟し、実に11年ぶりにプロリーグへと復帰することとなった。

現ABL初年度となった2010-11シーズンは、レギュラーシーズン2位からプレーオフを勝ち抜き、初代ABLチャンピオンとなりプロ復帰のシーズンを飾った。 続く2011-12シーズンにはリーグ戦初制覇からポストシーズン、チャンピオンシップシリーズまで勝ち抜き、旧ABL時代を含め球団初のプロリーグ連覇を成し遂げた。また、この年のリーグMVPにはティム・ケネリー英語版が選出された。 この年をもって監督のブルック・ナイト英語版が勇退し、ベースコーチのスティーブン・フィッシュが次期監督に昇格した。

2012-13シーズンもプレーオフからチャンピオンシップシリーズまで勝ち進んだが、キャンベラ・キャバルリーにストレート負けを喫し三連覇を逃す。 2013-14シーズン、2年ぶりにリーグ戦を制覇し、チャンピオンシップシリーズでは昨年と逆の立場で前年チャンピオンのキャバルリーを迎え、ストレート勝ちを収め雪辱を果たした。

2014-15シーズンはリーグ戦を2位で終え、プレーオフから5年連続となるチャンピオンシップシリーズに進出した。シリーズではリーグ戦王者のアデレード・バイトを敗り2度目の連覇を達成、通算4度目のABLチャンピオンに輝いた[2]。シリーズのMVPには、アラン・デサンミゲルが選ばれた[3]。 シーズンオフの2015年6月2日、3年間チームの指揮を執ったスティーブン・フィッシュが来季よりコーチへとまわり、ケビン・ボールズ英語版が監督を務める事が発表された[4]

体制を一新して迎えた2015-16シーズンはレギュラーシーズン5位に終わり、リーグ開幕以来初めてプレーオフ進出を逃す。シーズン後には監督の交代が告げられ、来季監督としてマット・ケネリーの就任が発表された。

2016-17シーズンも成績は低迷し、現ABLでは初めてリーグ戦最下位に沈んだ。シーズン後には3季連続となる監督の交代が発表され、アンドリュー・カイルが2017-18シーズンの指揮を執る事となった。

2017-18シーズンはリーグ戦を2位で終え、3年ぶりにプレーオフに進出したがセミファイナルシリーズで敗退し、チャンピオンシップシリーズ進出はならなかった。

選手名鑑

所属選手

投手

  • 50 マッケンジー・アッカー (McKenzie Acker)
  • 15 トム・ベイリー (Tom Bailey)
  • 46 ブライアン・ベーカー (Brian Baker)
  • 13 リアン・バロン (Liam Baron)
  • 45 アレックス・バーカード (Alex Burkard)
  • 19 キャメロン・ラム (Cameron Lamb)
  • 12 ジョージ・マーバン (Jorge Marban)
  • 31 マイク・マッカーシー (Mike McCarthy)
  • 48 マイク・マクレンドン (Mike McClendon)
  • 38 アダム・ミルソン (Adam Milson)
  • 35 スコット・ミッチンソン (Scott Mitchinson)
  •  8 チャド・ロビンソン (Chad Robinson)
  • 22 ショーン・サンフォード (Shawn Sanford)
  • 30 ワーウィック・サーポルト (Warwick Saupold)
  • 26 ダニエル・シュミット (Daniel Schmidt)

捕手

内野手

  •  4 マット・ディクソン (Matt Dixon)
  • 16 ルーク・ヒューズ (Luke Hughes)
  • 24 サム・ケネリー (Sam Kennelly)
  • 14 ジョーダン・マクドナルド (Jordan McDonald)
  • 43 中川大志 (Taishi Nakagawa)
  •  1 ジョーイ・ウォン (Joey Wong)

外野手

指名打者


2015年2月19日更新   
[公式サイト(英語)より:ロースター ]

過去に所属していた選手

脚注

  1. ^ Previous Domestic Leagues and Competitions Australian Baseball League History ABL.com (2010年10月31日) 2018年2月27日閲覧
  2. ^ Perth claim second consecutive Shield ABL.com Nina Zimmerman (2015年2月8日) 2015年2月19日閲覧
  3. ^ FEATURED: Perth Heat celebrate their 2015 ABLCS title ABL公式YouTube (2015年2月9日) 2015年2月19日閲覧
  4. ^ Boston Red Sox Triple-A Manager Kevin Boles to take the Helm for the Heat in 2015/16 Season ABL.com 英語 (2015年6月2日) 2015年6月14日閲覧

注釈

  1. ^ 旧ABLにはブリスベン・バンディッツという球団が存在したが, 現在ABLに加盟しているブリスベン・バンディッツとは同名の別組織である。

外部リンク


「Perth Heat」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Perth Heat」の関連用語

Perth Heatのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Perth Heatのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパース・ヒート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS