Oxidative phosphorylation

生物学用語辞典

酸化的リン酸化

英訳・(英)同義/類義語：oxidative phosphorylation

ミトコンドリア内膜で行われる、呼吸鎖の電子伝達系を利用した酸素の還元（酸素による酸化）によるエネルギーを利用したATP生産過程の総称。

電子伝達

英訳・(英)同義/類義語：electron transport, Electron transfer, Electron transport chain; Oxidative phosphorylation

ある化合物から電子を渡すことによって別の化合物を還元する過程。生体内では、ミトコンドリアや葉緑体に一連の電子伝達を行う物質の組（電子伝達系）があり、ATPなどへのエネルギー変換を行っている。

「生物学用語辞典」の他の用語

化学反応や酵素反応生体経路など：

触媒作用  負のフィードバック  転写-翻訳共役  還元  酵母分泌経路  酸化的リン酸化  長鎖脂肪酸延長系

ウィキペディア

酸化的リン酸化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/03 07:30 UTC 版)

酸化的リン酸化（さんかてきリンさんか、oxidative phosphorylation）とは、電子伝達系に共役して起こる一連のリン酸化（ATP合成）反応を指す。細胞内で起こる呼吸に関連した現象で、高エネルギー化合物のATPを産生する回路の一つ。好気性生物における、エネルギーを産生するための代謝の頂点といわれ、糖質、脂質、アミノ酸などの代謝がこの反応に収束する。

反応の概要は、NADHやFADHといった補酵素の酸化と、それによる酸素分子（O₂）の水分子（H₂O）への還元である。反応式は

${\ce {{ADP}+{P_{i}}+H^{+}->{ATP}+H2O\ ,}}$ この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:生命科学／Portal:生物学）。