O-GlcNAc化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 21:30 UTC 版)
「ヒストン修飾酵素」の記事における「O-GlcNAc化」の解説
ヒストンのセリンまたはスレオニン残基に対するO-GlcNAc化(英語版)は、他の翻訳後修飾を媒介することが知られている。GlcNAc基の付加と除去は、それぞれO-GlcNAcトランスフェラーゼ(英語版)(OGT)とO-GlcNAcase(英語版)(OGA)によって行われる。これらの過程に関する現在の理解は限られたものであるが、ヒストンH2BのS112のGlcNAc化は、K120のモノユビキチン化を促進することが判明している。同様に、OGTはHCF1(英語版)複合体と結合し、HCF1複合体はBAP1(英語版)と相互作用してH2Aの脱ユビキチン化を媒介する。OGTはH3K27のトリメチル化にも関与しており、またSIN3A(英語版)との結合に伴ってヒストン脱アセチル化を促進するコリプレッサー複合体を形成する。
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