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新美南吉

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 03:00 UTC 版)

新美 南吉(にいみ なんきち、1913年大正2年〉7月30日 - 1943年昭和18年〉3月22日)は、日本児童文学作家。本名は新美 正八(旧姓:渡邊[1]愛知県半田市出身。雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人であり、彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの雑誌に掲載されたのが初出。結核により29歳で亡くなったため、作品数こそ多くないがごん狐が小学校の国語教科書に継続的に採用されており、近年でもアニメーション制作が実施されたり学芸会の演目になることも多いので現在でも一定の国民からの知名度を持つ。童話の他に童謡短歌俳句戯曲も残した。彼の生前から発表の機会を多く提供していた友人の巽聖歌は、南吉の死後もその作品を広める努力をした。


注釈

  1. ^ 巽はこれを鵜呑みにして『新美南吉の手紙とその生涯』を執筆、以後定説となっていたが、浜野卓也が『新美南吉の世界』ではじめて誤りであると指摘した。(帯金 2001, p. 15)
  2. ^ 当初の題は「少佐と支那人の話」で脱稿後に「古井戸に落ちた少佐」に改題、のちに鈴木三重吉が「張紅倫」に改題。
  3. ^ 南吉の中学五年生時の身長は165.5センチ、体重47.95キロ。岡崎師範学校では体重÷身長の値が0.319という基準があった。
  4. ^ この女性の名前は牧書店の全集、大石源三、浜野卓也の著書では「O子」、大日本図書の校定全集や「新美南吉紹介」では「αα」と伏字になっているが、新美南吉記念館のホームページでは本名が記載されている。
  5. ^ 河合弘は岐阜県大垣市出身。外語学校卒業後は南吉と同じく結核に苦しみ南吉と手紙のやりとりで励ましあっていた。その後、フランス語の通訳や翻訳の仕事に従事。著作に『友、新美南吉の思い出』がある。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 新美南吉記念館”. 半田市観光協会. 2023年1月5日閲覧。
  2. ^ 顕彰活動の歩み”. www.nankichi.gr.jp. 2023年3月17日閲覧。
  3. ^ 新美南吉生誕100年(2013年)”. www.nankichi.gr.jp. 2023年3月17日閲覧。
  4. ^ Q 南吉はどこで生まれたの?新美南吉記念館、2017年6月12日閲覧
  5. ^ 帯金 2001, p. 7.
  6. ^ 帯金 2001, p. 8-9.
  7. ^ 帯金 2001, p. 11.
  8. ^ 帯金 2001, pp. 11–13.
  9. ^ 帯金 2001, p. 14.
  10. ^ 帯金 2001, p. 15.
  11. ^ 帯金 2001, pp. 16–17.
  12. ^ 帯金 2001, pp. 22–23.
  13. ^ 帯金 2001, pp. 23–28.
  14. ^ 帯金 2001, p. 32-33.
  15. ^ 帯金 2001, pp. 26–27.
  16. ^ 帯金 2001, p. 29-30.
  17. ^ 帯金 2001, pp. 31–33.
  18. ^ 帯金 2001, pp. 35–37.
  19. ^ 帯金 2001, pp. 39–40.
  20. ^ 帯金 2001, pp. 42.
  21. ^ 帯金 2001, pp. 43–45.
  22. ^ 帯金 2001, p. 46.
  23. ^ 帯金 2001, pp. 47–48.
  24. ^ 愛知県半田市出身の童話作家新美南吉の友人である大垣の人河合弘氏について”. レファレンス協同データベース. 2017年6月13日閲覧。
  25. ^ 帯金 2001, pp. 48–49.
  26. ^ 帯金 2001, p. 112.
  27. ^ 帯金 2001, pp. 50–53.
  28. ^ 帯金 2001, pp. 57–60.
  29. ^ 帯金 2001, pp. 61–63.
  30. ^ 帯金 2001, pp. 63–65.
  31. ^ 新美南吉の生涯”. www.nankichi.gr.jp. 2023年3月17日閲覧。
  32. ^ 帯金 2001, pp. 65–68.
  33. ^ 帯金 2001, pp. 170–171.
  34. ^ 帯金 2001, pp. 70.
  35. ^ 帯金 2001, pp. 72–73.
  36. ^ 帯金 2001, pp. 73–74.
  37. ^ 帯金 2001, pp. 75–81.
  38. ^ 帯金 2001, pp. 81–82.
  39. ^ 帯金 2001, pp. 82–83.
  40. ^ 帯金 2001, pp. 269–270.
  41. ^ 帯金 2001, pp. 271–274.
  42. ^ 帯金 2001, pp. 277–279.
  43. ^ 新美南吉没後76年「貝殻忌」について”. 半田市. 2023年3月17日閲覧。
  44. ^ 帯金 2001, p. 177.
  45. ^ 帯金 2001, p. 171.
  46. ^ 南吉Q&A1”. www.nankichi.gr.jp. 2023年3月17日閲覧。
  47. ^ a b c よくある質問”. www.nankichi.gr.jp. 2023年3月17日閲覧。


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