Microsoft Windows Internet
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/29 22:47 UTC 版)
Windows Internet(WinINet: ウィンアイネット[1]、Win32インターネット拡張機能[2])は、Microsoft WindowsにおいてInternet Explorerとともに提供される仕組みの一つで、アプリケーションソフトウェアがインターネットリソースにアクセスするためのHTTPやFTPといった標準プロトコルを利用できるようにするためのAPIである[3]。通信の詳細を隠蔽し、抽象化したインターフェイスとして、C/C++用に提供される。
ラッパー
C++やC#などのオブジェクト指向プログラミング言語向けに、WinINetの機能をラップする上位フレームワークもいくつか提供されている。例えばMicrosoft Foundation Class (MFC) ではHINTERNET
ハンドルをラップし、インターネットセッションを表現するCInternetSession
クラスが用意されている[4][5]。.NET FrameworkではSystem.Net.WebClient
クラス[6]が該当する。
WinHTTPとの比較
WinINetはクライアントアプリケーションで用いられる。サーバーなどのシステムプログラムや、WinINetが提供する仕組みを用いないプログラム向けには、Windows HTTPサービス (Windows HTTP Services, WinHTTP) が提供されている[7]。いくつかの例外を除いて、WinINetはWinHTTPのスーパーセット(上位集合)である。サービスの記述のように、WinHTTPでしかサポートされない機能もある[8]。WinHTTPは、Webサーバーだけでなく、Webクライアントの実装に使用することもできる[9]。
脚注
- ^ WinINetとは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words
- ^ Win32 インターネット拡張機能 (WinInet) | Microsoft Learn
- ^ About WinINet - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ MFC WinInet クラスを使ってインターネット クライアント アプリケーションを作成する方法 | Microsoft Learn
- ^ CInternetSession Class | Microsoft Learn
- ^ WebClient Class (System.Net) | Microsoft Learn
- ^ About WinHTTP - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ WinINet vs. WinHTTP - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ WinHTTPとは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words
関連項目
「Microsoft Windows Internet」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- Windows 7に対応したソフトウェア
- Windows7をインストールする
- Windows 7 64ビット用
- Windows95対応のゲームを動かしたいのです。
- Windows Vistaのセキュリティ機能を迂回する方法を研究者が公表します。
- Windows Media Player の新しいスキンを入手し、プレーヤーの外観を変えてみましょう。
- Windows系OSではアドミニストレーターアカウントがルートに相当する。
- Microsoft_Windows_Internetのページへのリンク