八百長
(Match fixing から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 17:31 UTC 版)
八百長(やおちょう)とは、前もって勝敗を打ち合わせておき、表面だけ真剣に勝負を争うように見せかけること。 転じて、一般に、前もってしめし合わせておきながら、さりげなくよそおうこと[1]。
注釈
- ^ 電波による通信機能がついている機器全般が対象となるため、携帯電話・スマートフォン等の電話類だけでなく、ノートパソコンや携帯ゲーム機なども含まれる。
- ^ このように八百屋で店主の名を一文字取って屋号にする例は、21世紀の現代でも「八百正」「八百政」「八百半」というように存在する
- ^ 競技者もしくはチームが、故意に試合に敗れる、または敗れるために策を用いるなどの行為を、対戦相手に知らせずに(知られずに)行うこと。
- ^ 八百長の問題となった「たちばな賞」については専門家の間でも八百長に否定的な意見が出ている。実際にたちばな賞のパトロールフィルムを見た大川慶次郎、寺山修司は八百長なのかは分からないと発言した他、三木晴男や渡辺敬一郎は八百長の対象馬が4番人気であった点を疑問視し八百長に懐疑的な見解を述べている
- ^ 当時のオートレース第一人者広瀬登喜夫が冤罪で逮捕された
- ^ ダニエル・ケレラー、ダビド・サビッチなど数選手が八百長に関与し永久資格停止処分を受けた
- ^ この日先発した阪神の江夏豊(当時)は引退後、自身の著書『左腕の誇り』でこの試合に触れ、試合の2日前、当時の阪神タイガース球団代表長田睦夫と常務の鈴木一男から呼び出され「(最終戦甲子園の巨人戦で優勝を決めたいから)この試合は負けるように」と指示されたとし、江夏が反論すると監督の金田正泰も(この日の敗戦は)了承しているから」と言われたと記述している反論として、当時阪神のヘッドコーチ岡本伊三美は試合当日まで中日戦に江夏が登板することを知らされていなかった。また対戦相手の中日先発星野仙一は2011年、大相撲の八百長問題に関連して当時を振り返り、星野自身が消化試合であったことから(阪神を勝たせるため)阪神のバッターに打ち頃の球を投げ続けたが、阪神のバッターは一向に打てなかったと振り返っている。
- ^ 原文は実名。
- ^ 当時地方巡業や相撲トーナメントではお好み対決として若貴が対戦することはあったが、本割では同部屋のため対戦が組まれない。
- ^ 1993年7月場所で兄弟対決の可能性があったが巴戦で曙が若貴に連勝し実現しなかった。
- ^ この言葉は八百長力士にも実力がある事を示す言葉として用いられやすいが、八百長力士であれば非八百長の取組だけに集中できるため、非八百長の取組でも有利になる事に注意が必要である。しかし、大相撲は一般的なスポーツとは異なるため、他のスポーツにおける八百長とは同列視はできないという見方もある。
- ^ 大乃国の負け越しは1989年9月場所の7勝8敗だが、ちょうど10年後の1999年9月場所には若乃花が7勝8敗で負け越した。この若乃花の負け越しについてもガチンコを貫いた結果とされている。
出典
- ^ コトバンク-八百長
- ^ 日本経済新聞2011年2月9日
- ^ a b c d 八百長問題 逮捕は?直接の法規定なし 東京新聞2011年2月4日
- ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 精選版. “八百長(やおちょう)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年4月14日閲覧。
- ^ 色川, 武大 (1979), 小説 阿佐田哲也, 角川書店
- ^ “【JFL鈴鹿八百長未遂】藤田俊哉氏 金銭からむ欧州的な「八百長」迫っている 関係者に警鐘 - サッカー : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年4月26日閲覧。
- ^ “【JFL鈴鹿八百長未遂】山口香氏 何に背いているか? 「自分はフェア」過信する人ほど危うい - サッカー : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年4月26日閲覧。
- ^ CASが八百長選手の訴え退ける
- ^ 八百長でダビド・サビッチの永久失格確定
- ^ “サッカー=イタリアで八百長疑惑、代表監督含む130人を捜査へ”. reuters. 2022年10月1日閲覧。
- ^ テニス八百長で83人逮捕、スペイン警察 全米出場者も
- ^ 「疑惑の名勝負大全」ミリオン出版74〜75ページ
- ^ 江夏豊著『左腕の誇り』
- ^ “伝説のチャンピオン、波乱万丈の人生を語る Vol.4”. 卓球王国 2003年10月号 28頁. 2009年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月3日閲覧。
- ^ “国籍を変えて活躍する中国出身のアスリートたち--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2021年8月3日閲覧。
- ^ W杯で八百長!?元ガーナ代表GK 06年チェコ戦を言及 スポーツニッポン2012年9月11日
- ^ 朝日新聞1970年1月25日付朝刊スポーツ面
- ^ 朝日新聞1970年1月26日付朝刊スポーツ面
- ^ 朝日新聞1970年1月29日付朝刊スポーツ面
- ^ 朝日新聞1971年7月16日付朝刊スポーツ面
- ^ 週刊ポスト1999年2月19日号
- ^ 週刊ポスト1999年10月1日号
- ^ 『文藝春秋』1988年10月号 348頁。
- ^ 今日は何の日?:貴乃花vs若乃花、史上初の兄弟優勝決定戦 スポルティーバ、集英社
- ^ <共演NG?【犬猿の仲】の有名人>兄弟横綱“若貴ブーム”から一転!絶縁だらけの元花田家…真相は?
- ^ 相撲協会が刑事告訴へ 週刊誌の八百長疑惑報道 共同通信 2010年6月22日
- ^ 朝日新聞 2011年2月2日夕刊
- ^ 貴乃花親方激怒のきっかけは白鵬疑惑の一番 やくみつる氏指摘「親方は不信感抱いている」(livedoor news、2017年12月6日)
- ^ 石原知事定例記者会見録
- ^ 『ヤバい経済学――悪ガキ教授が世の裏側を探検する』、スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー著、望月衛訳、東洋経済新報社、2006年。ISBN 978-4492313657
- ^ M. Duggan and D. Levitt. “Winning isn’t everything: corruption in sumo wrestling,” American Economic Review, 92(5):1594-1605, 2002.[1] (PDF) 。スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー 『ヤバい経済学』
- ^ クローズアップ2011:大相撲八百長疑惑 番付維持、なれ合い 毎日新聞東京朝刊 2011年2月14日
- ^ 途中休場の横綱・照ノ富士、場所後に昇進披露パーティー 巨額の祝儀集まるイベントだけに延期困難か(1/2ページ) NEWSポストセブン 2022.09.24 07:00 (2022年9月26日閲覧)
- ^ 途中休場の横綱・照ノ富士、場所後に昇進披露パーティー 巨額の祝儀集まるイベントだけに延期困難か(2/2ページ) NEWSポストセブン 2022.09.24 07:00 (2022年9月26日閲覧)
- Match fixingのページへのリンク