李陽冰
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 14:58 UTC 版)
李 陽冰(り ようひょう、生没年不詳 [注 1] [注 2]。)は、中国唐代中期の書家。字は少温。本貫は趙郡。 顔真卿との交流から開元年間(713 - 741年)の人物と考えられている。
- ^ 全唐文に李陽冰の文章がいくつか収められている(全唐文 巻437)。その中の「上李大夫論古篆書」に「陽冰年垂五十」と見えることから、この「上書」は満48歳の時点で書かれたものと考えられる。大暦7年(772)に書かれたと考え開元12年(724)生とする説と、大暦3年(768)と考えて開元8年(720)生とする説があるが、戸崎 2003では両説を検討して開元12年(724)生としている。
- ^ 没年に関して、戸崎 2004は、『集古目録』に「唐咸宜公主碑」(興元元年(784)立)に李陽冰の篆額があったとされることから、この時点では存命であり、翌貞元元年(785)成立の『説文字源』の序において賈耽が「因請騰繼世父之妙」と李陽冰の甥の李騰に書かせたとすることから(全唐文 巻394)、この時点では没後と考え、貞元元年(785)没とした。
- ^ 伏見冲敬は『唐李陽冰三墳記』の解説の中で記録にあるものを30件ほど、実際に見ることができるものを数種とする。 朱関田『唐代書法家年譜』(2001)では作品を68と数える。 戸崎は著録にその名が見える作品・著作を収集し、約90を数えている(戸崎 2003)。
- ^ 説文入門, pp. 9–10
- 1 李陽冰とは
- 2 李陽冰の概要
- 3 李陽冰刊訂説文解字
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