LRU
別名:LRU方式
LRUとは、キャッシュアルゴリズムなどで用いられる、置換対象のデータを定める方式のうち、参照されていない時間が最も長いデータを置換対象にする方式のことである。
例えば、仮想記憶管理におけるページング方式では、主記憶装置(メインメモリ)上で補助記憶装置へ退避させるデータ単位(ページ)を選ぶ方式としてLFUを用いることがある。主記憶装置で扱うことのできる容量には限度があるため、主記憶装置の記憶容量を超えるデータを扱う場合は、データの一部を補助記憶装置へと置換することで空き容量を確保する。このとき、LRUでは、それぞれのデータが参照された時間に基づき、その時間が最も古い(least recently)データを置換対象とする。
LRUに対して、LFU(Least Frequently Used)と呼ばれる方式では、データが使用された頻度(frequently)に関する情報に基づき、最も頻度が少なかった情報を置換する。
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