L-4SC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 08:38 UTC 版)
L-4SにTVCとサイドジェットによる誘導制御を取り入れることで開発された。1,2,3号機はL-4Sと同様に第2段に尾翼を持ちM-3Cの開発に、第2段に尾翼を持たない4,5号機はM-3Sの開発に用いられた。L-4Sと同程度の軌道投入能力を有するが、当時の衛星計画は全てミューロケットの使用を前提としており、L-4SCを用いて10kg程度の超小型衛星を打ち上げる意義は存在しなかった。このため、衛星打ち上げに使用されることは無く、第3段目をダミーとしたり、また、より重いペイロードを搭載して弾道飛行を行う技術開発/観測ロケットとして使用された。1971年から1979年まで5機が打ち上げられた。
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