イバン・力ペリ(イタリア)
1983年のイタリア、84年のヨーロッパと2つのメジャーF3を連覇、85年にはインターコンチネンタルF3000にステップアップし、翌85年のチャンピオンに輝く。87年に3度目の復帰となったマーチからF1フル参戦を果たし、以後91年までマーチと苦楽をともにした。88年シーズンの日本GPではトップを快走するマクラーレン・ホンダ・ターボのA.プロストに食らいつき、わずか一瞬だが、非力なマーチ・ジャッドでパスしてみせた。ターボ全盛の当時、NAマシンがトップを走ったのは5年ぶりの快挙で、今も語り継がれている。92年シーズン、イタリア人として究極の目標であるフェラーリのシートを獲得したものの、5、6位に1回ずつ入賞しただけで翌年はチームを離れ、ジョーダンチームから南アGPに出場するが、決勝へは進めず、そのままF1界から去った。
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