イタコ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 20:33 UTC 版)
イタコは、日本の東北地方の北部で口寄せ[1]を行う巫女のことであり、巫の一種。シャーマニズムに基づく信仰習俗上の職である。
- ^ 神仙や死者・行方不明者の霊などを自身に乗り移らせてその言葉を語ること。
- ^ おすすめ珍スポット (2023年2月9日). “イタコの口寄せが本当かどうか確かめてきた(体験談)【恐山】”. おすすめ珍スポット. 2024年4月19日閲覧。
- ^ 川島秀一、徳田和夫、堤邦彦(編)、2006、「民間巫女の群像」、『寺社縁起の文化学』2、森話社 ISBN 4916087593 pp.249-259.
- ^ a b c 大森康宏「梓弓とイラタカ数珠」 国立民族学博物館(2007年3月14日)2022年9月14日閲覧
- ^ この呼称は吾妻鏡にも見られる。
- ^ 現在の茨城県辺り。
- ^ 羽後のイタコの習俗(文化庁「文化遺産オンライン」)
- ^ 津軽のイタコの習俗(文化庁「文化遺産オンライン」)
- ^ 南部のオガミサマの習俗(文化庁「文化遺産オンライン」)
- ^ 陸前磐城のオガミサマの習俗(文化庁「文化遺産オンライン」)
- ^ 磐城・岩代のミコサマの習俗(文化庁「文化遺産オンライン」)
- ^ 村山地方のオナカマ習俗(文化庁「文化遺産オンライン」)
- ^ 笹森建英 『つがる音の泉―随想と論考―』136頁
- ^ 地方によってはミコがその種の巫女を指す。
- ^ 堀一郎の『我が国民間信仰史の研究』662、663頁によれば、入社式として、まず水垢離、断食、籠りがあり、その後周りを囲まれた部屋に師匠と入り、3斗3升3合入りの俵に乗って白装束でデンジュが行われ、後精進料理を食べて、更に水をかぶり、餅でぶたれ、昏倒した後兄弟子に蘇生してもらい、文金高島田に着替えて生臭物を食べる、という儀式が行われた。
- ^ 堀一郎 『我が国民間信仰史の研究』662頁
- 1 イタコとは
- 2 イタコの概要
- 3 イタコになる修行
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