赤外線捜索追尾システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/09 07:06 UTC 版)
赤外線捜索追尾システム(infra-red search and track system, IRST system)は、赤外線を放射する目標を探知・識別して警報を発するとともに、これを追尾する機能を備えたシステム。赤外線照準追尾システムとも称される。
注釈
- ^ レーダーアンテナはステルス性を阻害する大きな要因であり、小さなセンサー部もステルス性を悪化させないように求められ、突出させればステルス性とともに空力特性への影響も避けられない
- ^ 米国製のF-35にはEO センサーとRF センサーを統合したDAS(Distributed Aperture System)が搭載されており、EO センサーとしては6個のMW帯IRカメラが機体の全周を検知覆域に納めている。F-35の搭載コンピュータはパイロットのHMD上に6個のMW帯IR カメラで得た360度全周の映像を抜けなくつなぎ合わせた映像を他の情報と共に表示することで、周囲空間の理解を助け脅威度の判定とその対応を支援する
出典
- ^ デビッド・アダミー『電子戦の技術 拡充編』東京電機大学出版局、2014年。ISBN 978-4501330309。
- ^ ロッキード・マーティン (2014年). “F-35 LIGHTNING II EOTS - Superior Targeting Capability (PDF)” (英語). 2014年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e 宮島信一 『次世代戦闘機アビオニクスの技術動向と課題』 「空自F-2/F-1戦闘機と世界の戦闘攻撃機」軍事研究2009年8月号別冊、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2009年8月1日発行、ISSN 0533-6716
- ^ Hughes and GE join forces on ATF
- ^ Aronstein, David C. and Michael J. Hirschberg. Advanced Tactical Fighter to F-22 Raptor: Origins of the 21st Century Air Dominance Fighter. Arlington, Virginia: American Institute of Aeronautics & Astronautics, 1998. ISBN 978-1-56347-282-4 P.108
- ^ Assessing the Sukhoi PAK-FA
- 1 赤外線捜索追尾システムとは
- 2 赤外線捜索追尾システムの概要
- 3 歴史
- 4 関連項目
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