IQVIAサービシーズ ジャパンとは? わかりやすく解説

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IQVIAサービシーズ ジャパン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/16 13:55 UTC 版)

IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社
IQVIA Services Japan K.K.
種類 株式会社
本社所在地 日本
108-0074
東京都港区高輪4-10-18
京急第1ビル
設立 1998年7月
法人番号 5010001093327
事業内容 CRO・CSO事業
代表者 代表取締役社長 宇賀神 史彦
従業員数 4,844名(2023年4月1日)
決算期 12月
外部リンク https://www.iqvia.com/ja-jp/locations/japan
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IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社(アイキューヴィアサービシーズジャパン、IQVIA Services Japan K.K.)は、ライフサイエンス業界にデータ、テクノロジーソリューション、コンサルティング、CRO、CSO事業を提供する米IQVIA Holdingsの日本法人の一つである。旧社名はクインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社である[1]

IQVIA Holdingsの日本法人には、CRO、CSO事業を担うIQVIAサービシーズ ジャパン株式会社のほか、データ、テクノロジーソリューション、コンサルティング事業を担うIQVIAソリューションズ ジャパン株式会社(旧社名:アイ・エム・エス・ジャパン株式会社)がある[1]。また関連会社にIQVIAサイトソリューションズジャパン合同会社等がある[1][2]

概要

IMSヘルス・ホールディングスとクインタイルズ・トランスナショナル・ホールディングスが2016年10月に統合し、クインタイルズIMSとなり、2017年11月に社名がIQVIA Holdings Inc.に変更された[3]。グローバル本社の社名変更に伴い、2018年4月1日に、日本法人であるクインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社からIQVIAサービシーズ ジャパン株式会社に商号が変更された[4]

歴史

Quintilesは、1982年にデニス・ギリングス(Dennis Gillings)によってノースカロライナ州で設立された。当初は生物統計学のコンサルティング会社としてスタートした。デニス・ギリングスはもともとノースカロライナ大学の生物統計学の教授だった。彼は、クリニカルトライアルのデータ管理と解析の重要性を早くから認識しており、その専門知識を基に1982年にQuintilesを設立した。当初は、彼自身の住居をオフィスとして使用していたというアットホームなスタートだった。やがて、クリニカルトライアルのデータ管理と解析の専門家としての評価を受けるようになり、急成長した[5][6]

1990年代に入ると、会社は世界的に拡大し、多くの国にオフィスを開設し、欧州やアジアにも事業を拡大した。特にクリニカルトライアルのアウトソーシング市場の成長とともに、急速に業績を伸ばした。1994年には、会社として初めての株式公開を果たし、公開資本を増やすことで更なる事業展開を加速させた。さらに、クリニカルトライアルのフルサービスを提供するようになり、業界内での地位を築いた。この時期、多くの提携や買収も行った。2000年代には、さらなる成長を遂げ、様々な治験段階のクリニカルトライアルサービスを提供する大手企業としての地位を確立した。新しい治験手法や技術の導入を積極的に行い、クリニカルトライアルの効率化や高度化を進めた。また、患者リクルートメントや実際の治験の実施など、クリニカルトライアルの全過程をカバーするサービス展開を行うことで、業界内でのリーダーシップを強化していった。2009年には、ニューヨーク証券取引所に上場した。2010年代に入り、Quintilesはデジタル技術の導入やリアルワールドデータの利用など、新しい領域への取り組みも強化した。特に、ビッグデータ解析やAI技術の導入を進め、クリニカルトライアルの質と効率を向上させる取り組みを進めた。その後、2016年にIMS Healthとの合併を発表した。この合併を通じて、両社は医薬品の開発と販売に関するデータとサービスの提供を強化することを目指した。そして、2017年、新しい会社名として「Quintiles IMS」が発表され、後にIQVIAとして再ブランディングされた[5][7]

脚注

  1. ^ a b c https://www.iqvia.com/ja-jp/locations/japan/about-iqvia-japan IQVIAジャパンについて
  2. ^ 【IQVIAサービシーズジャパン】CROが被験者募集戦略‐ビッグデータ活用で成果|薬事日報ウェブサイト” (2018年7月5日). 2023年10月31日閲覧。
  3. ^ https://www.iqvia.com/newsroom/2016/10/merger-announcement QuintilesIMS: Merger Creates a Leading Global Integrated Information and Technology-Enabled Healthcare Service Provider
  4. ^ https://www.iqvia.com/ja-jp/locations/japan/newsroom/2018/01/iqvia-change-new-name アイ・エム・エス・ジャパン株式会社およびクインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社の社名変更について
  5. ^ a b “Quintiles, IMS Health to merge in $9 billion deal” (英語). Reuters. (2016年5月3日). https://www.reuters.com/article/us-ims-hlth-hldg-m-a-quintiles-idUSKCN0XU0VO 2023年10月31日閲覧。 
  6. ^ IQVIA・湊方彦会長 AIエンジン「IQVIA’s Ada」で新たなエンゲージメント構築へ プロモーションを最適化 | ニュース | ミクスOnline”. www.mixonline.jp. 2023年10月31日閲覧。
  7. ^ 革新的モデルで新時代の医療・ヘルスケアをドライブする | 企画広告 | ミクスOnline”. www.mixonline.jp. 2023年10月31日閲覧。

外部リンク




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