I/Qミスマッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 06:10 UTC 版)
「ダイレクトコンバージョン受信機」の記事における「I/Qミスマッチ」の解説
イメージ除去のために使われる直交ミキサの2つのミキサ回路は同じ特性を持ち局部発振出力の位相のみ 90°異なっていなければならない。振幅や位相がそろっていない場合、復調結果である I/Q 信号の成分が正確に分離できず信号のS/N比が悪化する。直交ミキサは複数の部品から構成されるアナログ回路なので、使われている素子のわずかな特性の違い、不十分な調整、温度変化などによる特性変化など様々な原因で振幅や位相のミスマッチが起こりうる。 振幅の不一致がある場合はその後の VGA(可変利得増幅器)などのゲイン調整で補正できる。位相の不一致は単純なゲイン調整では補正できないため、ベースバンド信号をデジタルシグナルプロセッサを使うなどして補正する。
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