H5N8型鳥インフルエンザウイルス
いわゆる鳥インフルエンザウイルスの亜型。2016年半ばにヨーロッパ圏に生息する野生のカモ類から検出された。
6月にロシア南部で十数羽の感染固体が発見され、さらに数ヶ月後にドイツ・オランダ・オーストリアなどでも感染例が確認された。ちなみに、カモは渡り鳥である。
H5N8型鳥インフルエンザウイルスは他の鳥インフルエンザウイルスの亜型と比べてもとりわけ強い感染力を持つとされている。欧州で感染を拡大する中、カモだけでなく白鳥、カモメ、七面鳥へも感染を広げ、ハンガリーでは2000羽を超える規模の感染例が、インドでは家禽への感染例が報告されている。
2016年11月初頭時点ではヒトへの感染は報告されていない。
関連サイト:
世界各地の家きん及び野鳥における高病原性鳥インフルエンザの発生について - 農林水産省消費 ・ 安全局 平成28年11月11日 (PDFファイル)
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