Germaniteとは? わかりやすく解説

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ゲルマン鉱(Germanite)

ゲルマン鉱
Tsumeb Mine,Namibia
Cu26Fe4Ge4S32 画像の幅約2.5cm

写真中央上から左側紫色帯びた部分がゲルマン鉱です。
右下銀色部分硫砒銅鉱方鉛鉱思われます。
半導体などに使われゲルマニウム(Ge)を主成分とする硫化鉱物です。

ゲルマナイト

(Germanite から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 15:26 UTC 版)

Germanite
ゲルマナイト、おそらくナミビア、オシコト地方のツメブ鉱山産
分類 硫化鉱物
シュツルンツ分類 2.CB.30
Dana Classification 2.9.4.2
化学式 Cu26Ge4Fe4S32[1]
結晶系 Isometric
対称 P43n
晶癖 Usually massive; rarely as minute cubic crystals
へき開 None
粘靱性 Brittle
モース硬度 4
光沢 Metallic
Reddish grey tarnishing to dark brown
条痕 Dark grey to black
透明度 Opaque
比重 4.4 to 4.6
その他の特性 Cell data: a = 10.585 Å Z = 1[2]
文献 [3][4]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ゲルマナイト(英:Germanite)とは希少なゲルマニウム硫化鉱物で組成はCu26 Fe4 Ge4 S32からなっている。1922年に初めて発見され、ゲルマニウムの含有量の高さに由来して命名された。ゲルマニウムは半導体の製造に重要元素であるが供給源としてはわずかであり、ゲルマニウムは主に閃亜鉛鉱から得られている。 ゲルマナイトには、不純物としてガリウム、亜鉛、モリブデン、ヒ素、バナジウムが含まれている。[2]

主な産地はナミビアのツメブ鉱山で、レニエライト、黄鉄鉱、テナンタイト、エナルジャイト、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、ダイジェナイト、ボルナイト、黄銅鉱と結合してドロマイトの熱水多金属鉱床で産出している。アルゼンチン、アルメニア、ブルガリア、キューバ、コンゴ民主共和国、フィンランド、フランス、ギリシャ、日本、ロシア、アメリカからも見つかっている。

粉末X線回折
d spacing 3.05 2.65 1.87 1.60 1.32 1.21 1.08 1.02
relative intensity 10 1 7 4 1 2 2 1

リファレンス

  1. ^ American Mineralogist (1984) 69:943-947
  2. ^ a b http://www.mindat.org/min-1681.html Mindat.org
  3. ^ http://webmineral.com/data/Germanite.shtml Webmineral
  4. ^ http://rruff.geo.arizona.edu/doclib/hom/germanite.pdf Handbook of Mineralogy


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